8月28日の「聖書と典礼」

828() 年間第22主日  (C年)

宴会を催すときには、むしろ、貧しい人を招きなさい。

(ルカによる福音書1413節より)

 

 〔シラ書は「集会の書」とも呼ばれ、紀元前二世紀に著された。新共同訳では、「旧約聖書続編」の中に置かれているが、カトリック教会では「第二正典」に含まれている。「すべての知恵は、主からくる」(11節)ということばから始まる多くの格言は、主からくる知恵に従う生活を人々に教えようとするものである。ここでは謙遜についての格言が集められている。〕

第一朗読           シラ書

自らへりくだれ。そうすれば、主は喜んで受け入れてくださる。

(3章1718節、20節、2829節)

シラ書

17子よ、何事をなすにも柔和であれ。
そうすれば、施しをする人にもまして愛される。
18偉くなればなるほど、自らへりくだれ。
そうすれば、主は喜んで受け入れてくださる。
20主の威光は壮大。
主はへりくだる人によってあがめられる。

                             

28高慢な者が被る災難は、手の施しようがない。
彼の中には悪が深く根を下ろしている。
29賢者の心は、格言を思い巡らし、
知者の耳は、格言を熱心に聴く。

 

 

 〔「すべての人との平和を、また聖なる生活を追い求めなさい」(1214節)という著者は、イエスによって開かれた新しい生きた道(1020節)の行き着く先を語る。〕

第二朗読       ヘブライ人への手紙

あなたがたが近づいたのは、シオンの山、生ける神の都。

(12章1819節、2224節a)

 ヘブライ人への手紙

18-19〔皆さん、〕あなたがたは手で触れることができるものや、燃える火、黒雲、暗闇、暴風、ラッパの音、更に、聞いた人々がこれ以上語ってもらいたくないと願ったような言葉の声に、近づいたのではありません。22あなたがたが近づいたのは、シオンの山、生ける神の都、天のエルサレム、無数の天使たちの祝いの集まり、23天に登録されている長子たちの集会、すべての人の審判者である神、完全なものとされた正しい人たちの霊、24a新しい契約の仲介者イエス〔なのです。〕

(註)18-19燃える火~言葉の声……ここで語られるのは、シナイ山での神の現れのこと(出エジプト記191619節参照)。

(註)20-24シオンの山~イエス……これらはすべて、イエス・キリストにおいて実現した新約の救いの素晴らしさを表すことばである。

 

 〔食事は神の国の共同体を表すものと考えられたが、罪びとや貧しい人と共にしたイエスの食事と、このファリサイ派の家での人々の食事との相違は際立っている。ここでイエスは、単なる世間的な知恵や道徳ではなく、神の国について語っておられるのである。〕

福音朗読        ルカによる福音書

だれでも高ぶるものは低くされ、へりくだる者は高められる。

(14章1節、714節)

ルカによる福音

 1安息日のことだった。イエスは食事のためにファリサイ派のある議員の家にお入りになったが、人々はイエスの様子をうかがっていた。
 
7イエスは、招待を受けた客が上席を選ぶ様子に気づいて、彼らにたとえを話された。8「婚宴に招待されたら、上席に着いてはならない。あなたよりも身分の高い人が招かれており、9あなたやその人を招いた人が来て、『この方に席を譲ってください』と言うかもしれない。そのとき、あなたは恥をかいて末席に着くことになる。10招待を受けたら、むしろ末席に行って座りなさい。そうすると、あなたを招いた人が来て、『さあ、もっと上席に進んでください』と言うだろう。そのときは、同席の人みんなの前で面目を施すことになる。11だれでも高ぶる者は低くされ、へりくだる者は高められる。」12また、イエスは招いてくれた人にも言われた。「昼食や夕食の会を催すときには、友人も、兄弟も、親類も、近所の金持ちも呼んではならない。その人たちも、あなたを招いてお返しをするかも知れないからである。13宴会を催すときには、むしろ、貧しい人、体の不自由な人、足の不自由な人、目の見えない人を招きなさい。14そうすれば、その人たちはお返しができないから、あなたは幸いだ。正しい者たちが復活するとき、あなたは報われる。」

(註)11だれでも高ぶる者は~……ルカによる福音書1814節、マタイによる福音書2312節参照。

(註) 低くされ~高められる……これらの受動形は、神が行為の主体であることを示す。

(註)14報われる……前注と同様、神が報いてくださることをいう。

 

 

(オリエンス宗教研究所発行「聖書と典礼」2016 828より)

2016年8月19日 (金)

8月21日の「聖書と典礼」

8月21日(日) 年間第21主日  (C年) 狭い戸口から入るように努めなさい。...

» 続きを読む

«8月15日の「聖書と典礼」