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2006年4月 8日 (土)

受難の主日 枝の主日

4月9日に読まれる聖書

200604091

マルコによる福音  (新約 マルコ11・1-10)

1  一行がエルサレムに近づいて、

   オリーブ山のふもとにあるベトファゲとベタニアに

   さしかかったとき、イエスは、二人の弟子を

   使いに出そうとして、

2  言われた。

   「向こうの村へ行きなさい。村に入るとすぐ、

   まだ、だれも乗ったことのない子ろばの

   つないであるのが見つかる。

   それをほどいて、連れて来なさい。

3  もし、だれかが『なぜ、そんなことをするのか』

   と言ったら、『主がお入用なのです。

   すぐここにお返しになります。』

   と言いなさい。」

4  二人は、出かけて行くと、表通りの戸口に子ろば

   のつないであるのを見つけたので、それを

   ほどいた。

5  すると、そこに居合わせたある人々が、

   その子ろばをほどいてどうするのか」

   と言った。

6  二人が、イエスの言われたとおり話すと、

   許してれた。

7  二人が子ろばを連れてイエスのところに戻って来て、

   その上に自分の服をかけると、イエスはそれに

   お乗りになった。

8  多くの人が自分の服を道に敷き、

   また、他の人々は野原から

   葉の付いた枝を切って道に敷いた。

9  そして、前を行く者も後に従う者も

   叫んだ。

   「ホサナ。主の名によって来られる方に、

   祝福があるように。

10 我らの父ダビデの来るべき国に

   祝福あるように。

   いと高きところにホサナ。」

イザヤの預言  (旧約 イザヤ50・4-7)

4 主なる神は、弟子としての舌を私に与え

  疲れた人を励ますように

  言葉を呼び覚ましてくださる。

  朝ごとにわたしの耳を呼び覚まし

  弟子として聞き従うようにしてくださる。

5 主なる神はわたしの耳を開かれた

  私は逆らわず、退かなかった。

6 打とうとする者には背中をまかせ

  ひげを抜こうとする者には頬をまかせた。

  顔を隠さずに、嘲りとつばを受けた。

7 主なる神が助けてくださるから

  わたしはそれを嘲りとは思わない。

  私は顔を固い石のようにする。

  私は知っている。

  私が辱められることはない、と。

使徒パウロのフィリピへの教会への手紙

(新約 フィリピ 2・6-11)

6  〔イエス〕キリストは、神の身分でありながら

   神と等しい者である事に固執しようと思わず、

7  かえって、自分を無にして、僕の身分になり

   人間と同じものになられました。

   人間の姿で現れ、

8  へりくだって、死に至るまで

   それも十字架の死に至るまで従順でした。

9  このため、神はキリストを高く上げ

   あらゆる名にまさる名をお与えに

   なりました。

10 こうして、天上のもの、地上のもの、

   地下のものがすべて、イエスの御名に

   ひざまずき、

11 すべての舌が、「イエス・キリストは主である」

   と公に宣べて、父である神をたたえるのです。

マルコによる主イエス・キリストの受難

(新約 マルコ15・1-39)

1  夜が明けるとすぐ、祭司長達は、長老や律法学者達と共に

   つまり最高法院全体で相談した後、イエスを縛って

   引いて行き、ピラトに渡した。

2  ピラトがイエスに尋問した。

   「お前がユダヤ人の王なのか。」

   イエスは答えられた。

   「それは、あなたが言っている事です」

3  そこで、祭司長達が、いろいろとイエスを訴えた。

4  ピラトが再び尋問した。

   「何も答えないのか。彼らがあのようにお前を訴えているのに。」

5  しかし、イエスがもはや何もお答えにならなかったので、

   ピラトは不思議に思った。

6  ところで、祭りの度ごとに、ピラトは人々が願い出る

   囚人を一人釈放していた。

7  さて、暴動の時人殺しをして、投獄されていた

   暴徒達のなかにバラバという男がいた。

8  群衆が押しかけて来て、いつものように

   して欲しいと要求し始めた。

9  そこで、ピラトは言った。

   「あのユダヤ人の王を釈放して欲しいのか。」

10 祭司長達がイエスを引き渡したのは、

   ねたみのためだと分かっていたからである。

11 祭司長たちは、バラバの方を釈放してもらうように

   群衆を扇動した。

12 そこで、ピラトは改めて言った。

   「それでは、ユダヤ人の王とお前たちが言っている

   あの者は、どうしてほしいのか。」

13 群衆はまた叫んだ。

   「十字架につけろ」

14 ピラトは言った。

   「一体どんな悪事を働いたというのか。」

   群衆はますます激しく叫び立てた。

   「十字架につけろ」

15 ピラトは群衆を満足させようと思って

   バラバを釈放した。

   そして、イエスを鞭打ってから、

   十字架につけるために引き渡した。

16 兵士達は、官邸、すなわち総督官邸の

   中に、イエスを引いて行き、

   部隊の全員をよび集めた。

17 そして、イエスに紫の服を着せ、

   茨の冠を編んでかぶらせ

18 「ユダヤ人の王、万歳」

   と言って、敬礼し始めた。

19 また、何度も、葦の棒で頭をたたき、

   つばを吐きかけ、ひざまずいて拝んだりした。

20 このようにイエスを侮辱したあげく

   紫の服を脱がせて元の服を着せた。

   そして、十字架につける為に外へ

   引き出した。

21 そこへ、アレクサンドロとルフォスとの

   父でシモンというキレネ人が田舎から出て

   来て通りかかったので、

   兵士達はイエスの十字架を無理に

   担がせた。

22 そして、イエスをゴルゴダと言うところ

   -その意味は「されこうべの場所」ー

   に連れて行った。

23 没薬を混ぜたぶどう酒を飲ませようとしたが

   イエスはお受けにならなかった。

24 それから、兵士達はイエスを十字架につけて

   その服を分け合った、

   だれが何をとるかをくじ引きで決めてから。

25 イエスを十字架につけたのは、

   午前9時であった。

26 罪状書きには、「ユダヤ人の王」と

   書いてあった。

27 また、イエスと一緒に二人の強盗を、

   一人は右にもう一人は左に、

   十字架につけた。

29 そこを通りかかった人々は、

   頭を振りながらイエスをののしって言った。

   「おやおや、神殿を打ち倒し、

   三日で建てる者、

30 十字架から降りて自分を救ってみろ。」

31 同じように、祭司長達も律法学者たちと

   一緒になって、代わる代わるイエスを

   侮辱して言った。

   「他人は、救ったのに、自分は救えない。

32 メシア、イスラエルの王、今すぐ十字架から

   降りるがいい。

   それを見たら、信じてやろう。」

   一緒に十字架につけられた者たちも、

   イエスをののしった。

33 昼の十二時になると、全地は暗くなり、

   それが、三時まで続いた。

34 三時にイエスは大声で叫ばれた。

   「エロイ、エロイ、レマ、サバクタニ」

   これは、「わが神、わが神、なぜ私を

   お見捨てになったのですか」

   という意味である。

35 そばに居合わせた人々のうちには

   これを聞いて

   「そら、エリヤを呼んでいる。」

   というものがいた。

36 ある者が走りより、海綿に酸いぶどう酒を

   ふくませて葦の棒に付け、

   「待て、エリヤが彼を降ろしに来るのかどうか、

   見ていよう。」

   と言いながら、イエスに飲ませようとした。

37 しかし、イエスは大声を出して息を引き取られた。

38 すると、神殿の垂れ幕が上から下まで真っ二つに裂けた。

39 百人隊長がイエスのほうを向いて、そばに立っていた。

   そして、イエスがこのように息を引き取られたのを

   見て言った。

   「本当に、この人は神の子だった。」

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