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2007年3月29日 (木)

受難の主日 

4月1日に読まれる聖書

聖書と典礼の解説はこちら

ルカによる福音 (新約 ルカ19・28-40)

28 〔そのとき、イエスは〕先に立って進み

   エルサレムに上って行かれた。

29 そして、「オリーブ畑」と呼ばれる山の

   ふもとにあるベトファとベタニアに

   近づいたとき、二人の弟子を

   使いに出そうとして、

30 言われた。「向こうの村へ行きなさい。

   そこに入ると、まだ、誰も乗ったことのない

   子ろばのつないであるのが見つかる、

   それをほどいて、引いて来なさい。

31 もし、だれかが『なぜほどくのか』

   と尋ねたら『主がお入用なのです』

   と言いなさい。」

32 使いに出された者たちが出かけて行くと、

   言われたとおりであった。

33 ろばの子をほどいていると、その持ち主たちが

   「なぜ、子ろばをほどくのか」

   と言った。

34 二人は、「主がお入用なのです」

   と言った。

35 そして、子ろばをイエスのところに

   引いて来て、その上に自分の服をかけ、

   イエスをおのせした。

36 イエスが進んで行かれると、人々は

   自分の服を道に敷いた。

37 イエスがオリーブ山の下り坂に

   さしかかられたとき、弟子の群れは

   こぞって、自分の見た、あらゆる奇跡の

   ことで喜び、声高らかに神を賛美し始めた。

38 「主の名によって来られる方、王に

   祝福があるように。天には平和、

   いと高きところには栄光。」

39 すると、ファリサイ派のある人々が、

   群衆の中から、イエスに向って、

   「先生、お弟子たちを叱ってください」

   と言った。

40 「言っておくが、もしこの人たちが

   黙れば石が叫びだす。」

イザヤの預言 (旧約 イザヤ 50・4-7)

4 主なる神は、弟子としての舌を私に与え

  疲れた人を励ますように

  言葉を呼び覚ましてくださる

  朝ごとにわたしの耳を呼び覚まし

  弟子として聞き従うようにしてくださる。

5 主なる神はわたしの耳を開かれた。

  私は、逆らわず、退かなかった。

6 打とうとする者には背中をまかせ

  ひげを抜こうとする者には頬をまかせた。

  顔を隠さずに、嘲りと唾を受けた。

7 主なる神が助けてくださるから

  わたしはそれを嘲りとは思わない。

  わたしは顔を硬い石のようにする。

  わたしは知っている

  わたしが辱められることはない、と。

使徒パウロのフィリピの教会への手紙

(新約 フィリピ 2・6-11)

6 〔イエス〕キリストは、神の身分でありながら、

  神と等しい者であることに固執しようとは

  思わず、

7 かえって自分を無にして、僕の身分になり、

  人間を同じ者になられました。

  人間の姿で現れ、

8 へりくだって、死に至るまで、それも

  十字架の死に至るまで従順でした。

9 このため、神はキリストを高く上げ、

  あらゆる名にまさる名をお与えに

  なりました。

10こうして、天上のもの、地上のもの、

  地下のものがすべて、

  イエスの御名にひざまづき、

11すべての舌が、「イエス・キリストは

  主である」と公に宣べて、

  父である神をたたえるのです。

ルカによる主イエス・キリストの受難

(新約 ルカ23・1-49)

  〔そのとき、民の長老会、祭司長たちや

  律法学者達は〕

1 立ち上がり、イエスをピラトのもとに

  連れて行った。

2 そして、イエスをこう訴え始めた。

  「この男はわが民族を惑わし、

  皇帝に税を納めるのを禁じ、

  また、自分が王たるメシアだと

  言っていることが分かりました。」

3 そこで、ピラトがイエスに尋問した。

  「お前がユダヤ人の王なのか。」

  イエスはお答えになった。

  「それは、あなたが言っていることです。」

4 ピラトと祭司長たちと群衆に言った。

  「わたしはこの男に何の罪も見出せない。」

5 しかし、彼らは言い張った。

  「この男は、ガリラヤから始めてこの都に

  至るまで、ユダヤ全土で教えながら

  民衆を扇動しているのです。」

6 これを聞いたピラトは、この人は、

  ガリラヤ人かと尋ね、

7 ヘロデの支配下にあることを知ると、

  イエスをヘロデのもとに送った。

  ヘロデも当時、エルサレムに滞在していたのである。

8 彼は、イエスを見ると、非常に喜んだ。

  というのは、イエスのうわさを聞いて、

  ずっと以前から会いたいと思っていたし、

  イエスが何かしるしを行うのを見たいと

  望んでいたからである。

9 それで、いろいろ尋問したが、イエスは

  何もお答えにならなかった。

10 祭司長たちと、律法学者たちはそこにいて、

   イエスを激しく訴えた。

11 ヘロデも自分の兵士たちと一緒にイエスを

   あざけり、侮辱したあげく、派手な衣を

   着せてピラトに送り返した。

12 この日、ヘロデとピラトは仲が良くなった。

   それまでは互いに敵対していたのである。

13 ピラトは、祭司長たちと議員達と民衆を

   呼び集めて、

14 言った。

   「あなたたちは、この男を民衆を惑わす者

   としてわたしのところに連れて来た。

   わたしはあなたたちの前で取り調べたが、

   訴えるような犯罪はこの男には何も

   見つからなかった。

15 ヘロデとても同じであった。

   それで、我々のもとに送り返してきたのだが、

   この男は死刑に当たるようなことは何もしていない。

16 だから、鞭で懲らしめて釈放しよう。」

18 しかし、人々は一斉に叫んだ。

   「その男を殺せ。バラバを釈放しろ。」

19 このバラバは都に起こった暴動と

   殺人のかどで投獄されていたのである。

20 ピラトは、イエスを釈放しようと思って、

   改めて呼びかけた。

21 しかし、人々は叫び続けた。

   「十字架につけろ、十字架につけろ。」

22 ピラトは三度目に言った。

   「いったい、どんな悪事を働いたと言うのか。

   この男には死刑に当たる犯罪は何も見つからなかった。

   だから、鞭で懲らしめて釈放しよう。」

23 ところが人々は、イエスを十字架につけるように

   あくまで大声で要求し続けた。

   その声は、ますます強くなった。

24 そこで、ピラトは彼らの要求を

   いれる決定を下した。

25 そして、暴動と殺人のかどで投獄された

   バラバを要求どおりに釈放し、

   イエスの方は彼らに引き渡して、

   好きなようにさせた。

26 人々は、イエスを引いて行く途中、

   田舎から出て来たシモンというキレネ人

   を捕まえて、十字架を背負わせ、

   イエスの後ろから運ばせた。

27 民衆と嘆き悲しむ婦人たちが大きな

   群れを成して、イエスに従った。

28 イエスは婦人たちの方を振り向いて

   言われた。

   「エルサレムの娘たち、わたしのために泣くな。

   むしろ、自分と自分の子供たちのために

   泣け。

29 人々が『子を産めない女、産んだことのない胎

   乳を飲ませたことのない乳房は幸いだ。』

   という日が来る。

30 そのとき、人々は山に向っては

   『我々の上に崩れ落ちてくれ』と言い、

   丘に向っては、『我々を覆ってくれ』と

   言い始める。

31 『生の木』さえこうされるのなら、

   『枯れた木』はいったいどうなるだろうか。」

32 ほかにも、二人の犯罪人がイエスと一緒に死刑に

   されるために、引かれて行った。

33 「されこうべ」と呼ばれるところに来ると、

   そこで人々はイエスを十字架につけた。

   犯罪人も、一人は右に一人は左に、十字架につけた。

34 そのとき、イエスは言われた。

   「父よ、彼らをお赦しください。

   自分が何をしているのか知らないのです。」

   人々はくじを引いて、イエスの服を分け合った。

35 民衆は立って見つめていた。

   議員たちもあざ笑って言った。

   「他人を救ったのだ。もし神からのメシアで

   選ばれた者なら、自分を救うがよい。」

36 兵士たちもイエスに近寄り、酸いぶどう酒を

   突きつけながら侮辱して、

37 言った。

38 イエスの頭の上には、「これはユダヤ人の王」

   と書いた札も掲げてあった。

39 十字架にかけられていた犯罪者の一人が

   イエスをののしった。

   「お前は、メシアではないのか。

   自分自身と我々を救ってみろ。」

40 すると、もう一人がたしなめた。

   お前は、神をも恐れないのか、

   同じ刑罰を受けているのに。

41 我々は、自分のやったことの報いを

   受けているのだから、当然だ。

   しかし、この方は何も悪いことを

   していない。」

42 そして、言った。

   「イエスよ、あなたの御国においでに

   なるときには、わたしを思い出してください。」

43 すると、イエスは言われた。

   「はっきり言っておくが、あなたは

   今日わたしと一緒に楽園にいる。」

44 既に昼の12時ごろであった。

   全地は暗くなり、それが三時まで続いた。

45 太陽は、光を失っていた。

   神殿の垂れ幕が真中から裂けた。

46 イエスは大声で叫ばれた。

   「父よ、わたしの霊を御手にゆだねます。」

   こう言って息を引き取られた。

47 百人隊長はこの出来事を見て、

   神を賛美して言った。

   「本当に、この人は正しい人だった」

48 見物に集まっていた群衆も皆、

   これらの出来事を見て、胸を打ちながら

   帰って行った。

49 イエスを知っていたすべての人たちと、

   ガリラヤから従って来た婦人たちは

   遠くに立って、これらのことを見ていた。

   

   

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