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2016年2月11日 (木)

2月14日の「聖書と典礼」

2月14日『四旬節第1主日』

イエスは・・・・40日間、悪魔から誘惑を受けられた。

(ルカによる福音4章1‐2節より)

 

第一朗読           申命記

(26章410節)

イスラエルの民が約束の地に入り、その地で取れた

最初の実りを神にささげるときに行う信仰告白。

申命記

                              〔モーセは民に言った。〕4「祭司はあなたの手から〔初物を入れた〕籠を受け取って、あなたの神、主の祭壇の前に供える。
 
5あなたはあなたの神、主の前で次のように告白しなさい。
 『わたしの先祖は、滅びゆく一アラム人であり、わずかな人を伴ってエジプトに下り、そこに寄留しました。しかしそこで、強くて数の多い、大いなる国民になりました。
6エジプト人はこのわたしたちを虐げ、苦しめ、重労働を課しました。7わたしたちが先祖の神、主に助けを求めると、主はわたしたちの声を聞き、わたしたちの受けた苦しみと労苦と虐げを御覧になり、8力ある御手と御腕を伸ばし、大いなる恐るべきこととしるしと奇跡をもってわたしたちをエジプトから導き出し、9この所に導き入れて乳と蜜の流れるこの土地を与えられました。10わたしは、主が与えられた地の実りの初物を、今、ここに持って参りました。』
 あなたはそれから、あなたの神、主の前にそれを供え、あなたの神、主の前にひれ伏し〔なさい〕。」

(註)5私の先祖は・・・・・・エジプトに下ったのは、太祖ヤコブ(イスラエル)。その祖父アブラハムは、アラム人の地から来た。「滅びゆく」は迷ってさすらう羊のようなありさまを指す。

(註)10地の実りの初物・・・・・・初物をささげることは、すべてが神から与えられたものであることを意味する。

 

第二朗読        ローマの信徒への手紙

(10章813節)

ユダヤ人と異邦人の救いについて語るパウロは、

すべての人の救いが信仰にかかっていることを述べる。

使徒パウロのローマの教会への手紙

8〔皆さん、聖書には〕何と言われているのだろうか。
 「御言葉はあなたの近くにあり、
 あなたの口、あなたの心にある。」
これは、わたしたちが宣べ伝えている信仰の言葉なのです。
9口でイエスは主であると公に言い表し、心で神がイエスを死者の中から復活させられたと信じるなら、あなたは救われるからです。10実に、人は心で信じて義とされ、口で公に言い表して救われるのです。11聖書にも、「主を信じる者は、だれも失望することがない」と書いてあります。12ユダヤ人とギリシア人の区別はなく、すべての人に同じ主がおられ、御自分を呼び求めるすべての人を豊かにお恵みになるからです。13「主の名を呼び求める者はだれでも救われる」のです。

(註)8御言葉はあなたの近くに・・・・・・申命記3014節の引用。

(註)9イエスは主である 神がイエスを死者の中から復活させられた・・

・・・・この二つのことばは初代教会の基本的な信仰告白であった。(フィリピの信徒への手紙211節、㈠コリントの信徒への手紙123節、使徒言行録224節、㈠コリントの信徒への手紙1534節など参照)

(註)11主を信じる者は・・・・・・イザヤ書2816節参照。

(註)13主の名を・・・・・・ヨエル書35節の引用。

 

福音朗読        ルカによる福音

(4章113節)

* 四旬節の原型となった、荒れ野でのイエスの40日間の出来事。

* ヨルダン川で洗礼者ヨハネから洗礼を受けた後、

* 宣教活動を始める前のことである。

 ルカによる福音

  1〔そのとき、〕イエスは聖霊に満ちて、ヨルダン川からお帰りになった。そして、荒れ野の中をによって引き回され、2四十日間、悪魔から誘惑を受けられた。その間、何も食べず、その期間が終わると空腹を覚えられた。3そこで、悪魔はイエスに言った。「神の子なら、この石にパンになるように命じたらどうだ。」4イエスは、「『人はパンだけで生きるものではない』と書いてある」とお答えになった。5更に、悪魔はイエスを高く引き上げ、一瞬のうちに世界のすべての国々を見せた。6そして悪魔は言った。「この国々の一切の権力と繁栄とを与えよう。それはわたしに任されていて、これと思う人に与えることができるからだ。7だから、もしわたしを拝むなら、みんなあなたのものになる。」8イエスはお答えになった。
 「『あなたの神である主を拝み、
 ただ主に仕えよ』
と書いてある。」
9そこで、悪魔はイエスをエルサレムに連れて行き、神殿の屋根の端に立たせて言った。「神の子なら、ここから飛び降りたらどうだ。10というのは、こう書いてあるからだ。
 『神はあなたのために天使たちに命じて、
 あなたをしっかり守らせる。』
11また、
 『あなたの足が石に打ち当たることのないように、
 天使たちは手であなたを支える。』」
12イエスは、「『あなたの神である主を試してはならない』と言われている」とお答えになった。悪魔はあらゆる誘惑を終えて、時が来るまでイエスを離れた。

(註)1聖霊に満ちて・・・・・・ヨルダン川で洗礼を受けた時に聖霊がイエスに降り、それ以降のイエスの歩みはすべて聖霊に導かれてゆく(使徒言行録1038節参照)。

(註)2 四十日間・・・・・・イスラエルの荒れ野の旅が40年であったように40という数は試練や苦しみのシンボルである。

(註)4人はパンだけで・・・・・・申命記83節。イエスの答えは、3回ともイスラエルの荒れ野の旅に関連した申命記からとられている。

(註)6それはわたしに任されていて・・・・・・ルカによる福音1022節に似ている。悪魔はここで「神の子」の権威を主張し、イエスに礼拝を求める。

(註)8あなたの神である書を・・・・・・申命記613節、1020節。

(註)1011神はあなたのために・・・・・・次の節とともに、詩編911112節の引用

(註)12あなたの神である主を・・・・・・申命記616節。

(註)13時・・・・・・イエスの受難の時のこと。(ルカによる福音223節、53節など参照)。

 

(オリエンス宗教研究所発行「聖書と典礼」2016 214より)

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