« 4月10日の「聖書と典礼」 | トップページ | 4月24日の「聖書と典礼」 »

2016年4月14日 (木)

4月17日の「聖書と典礼」

417() 復活節第4主日

* わたしはわたしの羊に永遠の命を与える。

* (福音朗読主題句 ヨハネによる福音書10章28節より)

*  

第一朗読          使徒言行録 

(13章14節、4352節)

 シリアのアンティオキアにいたパウロとバルナバが最初の宣教旅行に出かけたときのこと。

使徒たちの宣教

14〔その日、〕パウロとバルナバはペルゲから進んで、ピシディア州のアンティオキアに到着した。そして、安息日に会堂に入って席に着いた。
43集会が終わってからも、多くのユダヤ人と神をあがめる改宗者とがついて来たので、二人は彼らと語り合い、神の恵みの下に生き続けるように勧めた。
44次の安息日になると、ほとんど町中の人が主の言葉を聞こうとして集まって来た。45しかし、ユダヤ人はこの群衆を見てひどくねたみ、口汚くののしって、パウロの話すことに反対した。46そこで、パウロとバルナバは勇敢に語った。「神の言葉は、まずあなたがたに語られるはずでした。だがあなたがたはそれを拒み、自分自身を永遠の命を得るに値しない者にしている。見なさい、わたしたちは異邦人の方に行く。47主はわたしたちにこう命じておられるからです。
 『わたしは、あなたを異邦人の光と定めた、
 あなたが、地の果てにまでも
 救いをもたらすために。』」
48異邦人たちはこれを聞いて喜び、主の言葉を賛美した。そして、永遠の命を得るように定められている人は皆、信仰に入った。49こうして、主の言葉はその地方全体に広まった。50ところが、ユダヤ人は、神をあがめる貴婦人たちや町のおもだった人々を扇動して、パウロとバルナバを迫害させ、その地方から二人を追い出した。51それで、二人は彼らに対して足の塵を払い落とし、イコニオンに行った。他方、弟子たちは喜びと聖霊に満たされていた。

()14ベルゲ・・・・・・地中海から少し入った小アジア(今のトルコ)の町。次のアンティオキアはそこからさらに内陸に入った都市でシリアのアンティオキアとは別の町。これらの町にはユダヤ人共同体があり、ユダヤ教に改宗した異邦人もいた。

()47わたしは、あなたを異邦人の~・・・・・・イザヤ書496節参照。主の僕の使命を語る個所だが、パウロはこれを自分に当てはめている。

()48定められている人・・・・・・神の救いの計画を受け入れることを自由に決断をした人、という意味にとるべきであろう。

()51足の塵を払い落とし・・・・・・ユダヤ人は異邦人の地からパレスチナに戻ったときにこのようにした。使徒たちを受け入れない人に対してこうするのはイエスの言葉に基づく(マルコによる福音書611節参照)。

() イコニオン・・・・・・アンティオキアの南東140キロのところにある大きな町。

 

第二朗読         ヨハネの黙示録 

(7章9節、14b17節)

                              これから起こるべきことを記した巻物の最後(第七)の封印が開かれ、大きな災いが地上に下される前に、ヨハネが天に見た幻。

ヨハネの黙示

9わたし〔ヨハネ〕が見ていると、見よ、あらゆる国民、種族、民族、言葉の違う民の中から集まった、だれにも数えきれないほどの大群衆が、白い衣を身に着け、手になつめやしの枝を持ち、玉座の前と小羊の前に立って〔いた。〕
14b〔長老の一人が〕わたしに言った。「彼らは大きな苦難を通って来た者で、その衣を小羊の血で洗って白くしたのである。
15それゆえ、彼らは神の玉座の前にいて、
 昼も夜もその神殿で神に仕える。
 玉座に座っておられる方が、
 この者たちの上に幕屋を張る。
16彼らは、もはや飢えることも渇くこともなく、
 太陽も、どのような暑さも、
 彼らを襲うことはない。
17玉座の中央におられる小羊が彼らの牧者となり、
 命の水の泉へ導き、
 神が彼らの目から涙をことごとく
 ぬぐわれるからである。」

() 9白い衣・・・・・・勝利のしるしであり、殉教者のシンボル。

(玉座 子羊・・・・・・神とキリスト。

()14長老・・・・・・24人の長老が玉座の周りに座っていた。24は、イスラエルの12部族と新約の12使徒を合わせた数で、神の民の代表と考えられる。

() 子羊の血で洗って白くした・・・・・・キリストが十字架上で流された血は人々の罪を清めるが、ここでは、殉教者たちがキリストの十字架にあずかるものとなったことを示している。

()15幕屋を張る・・・・・・ともに住むという意味(イザヤ書45-6節参照)。

 

福音朗読        ヨハネによる福音書

(10章2730節)

  復活節第4主日には、毎年ヨハネによる福音書10章から羊飼いと羊のたとえが読まれる。きょうの箇所は、神殿奉献記念祭のとき、神殿のソロモンの回廊でイエスが語られたことば。

 ヨハネによる福音

 〔そのとき、イエスは言われた。〕27「わたしの羊はわたしの声を聞き分ける。わたしは彼らを知っており、彼らはわたしに従う。28わたしは彼らに永遠の命を与える。彼らは決して滅びず、だれも彼らをわたしの手から奪うことはできない。29わたしの父がわたしにくださったものは、すべてのものより偉大であり、だれも父の手から奪うことはできない。30わたしと父とは一つである。」

()27知っており・・・・・・ただ知識として知るのではなく、両者の深い交わりを意味する。

 

(オリエンス宗教研究所発行「聖書と典礼」2016 417より)

 

≪世界召命祈願の日(復活節第4主日)≫
 神は、すべての人が誠実に自分の生涯を過ごすように招いています。
ある人は社会の中のさまざまな職場で働く人として、また夫、妻、父、母としてよい家庭を築くように、そして、ある人は神と人とに仕える司祭、修道者となるように招かれています。
 神の招きはこのように人それぞれ異なりますが、自分に対する神の望みを祈りつつ探していくことが大切です。
 近年、司祭や修道者の減少、高齢化が進んでいます。
 とくに「世界召命祈願の日」には、司祭、修道者への招き(召命)に1人でも多くの人がこたえることができるように祈りがささげられます。
 この日は、福者パウロ6世教皇によって1964年に制定されました。


(カトリック中央協議会刊『カトリック教会情報ハンドブック2016』より)

« 4月10日の「聖書と典礼」 | トップページ | 4月24日の「聖書と典礼」 »