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2016年4月22日 (金)

4月24日の「聖書と典礼」

424() 復活節第5主日

あなたがたに新しい掟を与える。互いに愛し合いなさい。

(ヨハネ1334節より)

 

第一朗読          使徒言行録 

(14章21b27節)

 パウロの第1回宣教旅行の帰路にあたる。これらの地では多くの異邦人がキリストを信じるようになったが、ユダヤ人からの迫害もあった。

使徒たちの宣教

21b〔その日、パウロとバルナバは、デルベから〕リストラ、イコニオン、アンティオキアへと引き返しながら、22弟子たちを力づけ、「わたしたちが神の国に入るには、多くの苦しみを経なくてはならない」と言って、信仰に踏みとどまるように励ました。23また、弟子たちのため教会ごとに長老たちを任命し、断食して祈り、彼らをその信ずる主に任せた。24それから、二人はピシディア州を通り、パンフィリア州に至り、25ペルゲで御言葉を語った後、アタリアに下り、26そこからアンティオキアへ向かって船出した。そこは、二人が今成し遂げた働きのために神の恵みにゆだねられて送り出された所である。27到着するとすぐ教会の人々を集めて、神が自分たちと共にいて行われたすべてのことと、異邦人に信仰の門を開いてくださったことを報告した。

(註)21リストラ・・・・・・                              ここから25節のアタリアまではすべて小アジア(今のトルコ)の地名である。

(註)23長老・・・・・・信者の共同体の指導者(テトスへの手紙15節参照)。今の「司祭」の原語はこれである。

(註)26アンティオキア・・・・・・異邦人宣教の出発点となったシリアの町。21節のアンティオキアとは別の場所である。

 

第二朗読         ヨハネの黙示録 

(21章15節a)

  ヨハネが最後に見た幻で、最後の裁きの後に訪れる救いの完成の姿を描く個所。

ヨハネの黙示

1わたし〔ヨハネ〕は、新しい天と新しい地を見た。最初の天と最初の地は去って行き、もはや海もなくなった。2更にわたしは、聖なる都、新しいエルサレムが、夫のために着飾った花嫁のように用意を整えて、神のもとを離れ、天から下って来るのを見た。3そのとき、わたしは玉座から語りかける大きな声を聞いた。「見よ、神の幕屋が人の間にあって、神が人と共に住み、人は神の民となる。神は自ら人と共にいて、その神となり、4彼らの目の涙をことごとくぬぐい取ってくださる。もはや死はなく、もはや悲しみも嘆きも労苦もない。最初のものは過ぎ去ったからである。」
5aすると、玉座に座っておられる方が、「見よ、わたしは万物を新しくする」と言〔った。〕

(註) 1新しい天と地・・・・・・神に背く世界は過ぎ去り、万物が一新される(イザヤ書6517節、6622節参照)。

(註) 海・・・・・・嵐が起こったり、恐ろしい生き物が住むと考えられたため、悪や不安の象徴となった。

(註) 2新しいエルサレム・・・・・・神によって一新されたエルサレムは神の花嫁となる(イザヤ書621-5節、6518-19節参照)。ここではキリストの花嫁である教会を指す。

 

福音朗読         ヨハネによる福音

(13章3133節a、3435節)

  毎年、復活節第5主日の福音では、ヨハネ福音書の最後の晩餐のときのイエスのことばを読むが、そのイエスの約束(ここでは新しい掟)が復活によってわたしたちのうちに実現したことを味わう。

ヨハネによる福音

31さて、ユダが〔晩さんの広間から〕出て行くと、イエスは言われた。「今や、人の子は栄光を受けた。神も人の子によって栄光をお受けになった。32神が人の子によって栄光をお受けになったのであれば、神も御自身によって人の子に栄光をお与えになる。しかも、すぐにお与えになる。33a子たちよ、いましばらく、わたしはあなたがたと共にいる。34あなたがたに新しい掟を与える。互いに愛し合いなさい。35互いに愛し合うならば、それによってあなたがたがわたしの弟子であることを、皆が知るようになる。」

(註)31栄光・・・・・・神の素晴らしさとその現れを意味することば。ユダの裏切り、すなわちイエスの受難において、神とはどういう方か、イエス自身がどういう方かが完全に明らかになるのである。

(註)34新しい掟・・・・・・同じ愛の掟がヨハネによる福音書1512節では「わたしの掟」と呼ばれている。その根源には父の愛とその掟がある(159-10節参照)。

 

(オリエンス宗教研究所発行「聖書と典礼」2016 424より)

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