« 9月25日の「聖書と典礼」 | トップページ | 神戸地区中ブロック3教会の勉強会の予定 »

2016年9月30日 (金)

10月 2日の「聖書と典礼」

10 2() 年間第27主日  (C年)

しなければならないことをしただけです。

(ルカによる福音書1710節より)

 

 〔ハバククはユダ王国末期の預言者で、紀元前六百年ごろ活躍したらしい。国内の不正の横行や外国からの圧迫(15-17節参照)の中で、預言者は神に訴え、神からの答えを受け取っていく。

第一朗読          ハバクク書

神に従う人は信仰によって生きる。

(1章23節、 2章24節)

ハバククの預言

12主よ、わたしが助けを求めて叫んでいるのに
いつまで、あなたは聞いてくださらないのか。
わたしが、あなたに「不法」と訴えているのに
あなたは助けてくださらない。

3どうして、あなたはわたしに災いを見させ
労苦に目を留めさせられるのか。
暴虐と不法がわたしの前にあり
争いが起こり、いさかいが持ち上がっている。

                             

22主はわたしに答えて、言われた。
「幻を書き記せ。
走りながらでも読めるように
板の上にはっきりと記せ。
定められた時のために
もうひとつの幻があるからだ。

3それは終わりの時に向かって急ぐ。
人を欺くことはない。
たとえ、遅くなっても、待っておれ。
それは必ず来る、遅れることはない。
見よ、高慢な者を。
彼の心は正しくありえない。

4しかし、神に従う人は信仰によって生きる。」

(註)22……幻という形で神はハバククに答えるが、その内容は4節で語られることである。3節の「もう一つの幻」も同じことを指す。

(註) 4神に従う人は~……パウロはローマの信徒への手紙117節でこのことばを引用しているが、そこでは「正しい者は~」となっている。

 

 〔パウロが晩年、弟子のテモテに書き送った手紙。テモテはエフェソの教会の指導者であった。〕

第二朗読       (二)テモテへの手紙

わたしたちの主を証しすることを、恥じてはならない。

(1章68節、1314節)

使徒パウロのテモテへの手紙

6〔愛する者よ、〕わたしが手を置いたことによってあなたに与えられている神の賜物を、再び燃えたたせるように勧めます。7神は、おくびょうの霊ではなく、力と愛と思慮分別の霊をわたしたちにくださったのです。8だから、わたしたちの主を証しすることも、わたしが主の囚人であることも恥じてはなりません。むしろ、神の力に支えられて、福音のためにわたしと共に苦しみを忍んでください。13キリスト・イエスによって与えられる信仰と愛をもって、わたしから聞いた健全な言葉を手本としなさい。14あなたにゆだねられている良いものを、わたしたちの内に住まわれる聖霊によって守りなさい。

(註) 6手を置いた……特別な使命が授与されたことを意味する。与えられた賜物とは聖霊のことである。なお教会は伝統的にテモテを「司教」と呼んできた。

(註) 8主の囚人……ここでは「主のために捕らわれの身になった人」の意味であろう。殉教(紀元67年か)の直前、パウロはローマの獄中にいた。

 

  〔「17回ゆるしなさい」ということばに続く個所。ここでもイエスは弟子たちのあるべき姿を教える。〕

福音朗読        ルカによる福音書

もしあなたがたに信仰があれば~。

(17章510節)

ルカによる福音

 5使徒たちが、「わたしどもの信仰を増してください」と言ったとき、6主は言われた。「もしあなたがたにからし種一粒ほどの信仰があれば、この桑の木に、『抜け出して海に根を下ろせ』と言っても、言うことを聞くであろう。
 7あなたがたのうちだれかに、畑を耕すか羊を飼うかする僕がいる場合、その僕が畑から帰って来たとき、『すぐ来て食事の席に着きなさい』と言う者がいるだろうか。8むしろ、『夕食の用意をしてくれ。腰に帯を締め、わたしが食事を済ますまで給仕してくれ。お前はその後で食事をしなさい』と言うのではなかろうか。9命じられたことを果たしたからといって、主人は僕に感謝するだろうか。10あなたがたも同じことだ。自分に命じられたことをみな果たしたら、『わたしどもは取るに足りない僕です。しなければならないことをしただけです』と言いなさい。」

(註) 6からし種一粒ほどの進行……からし種は非常に小さい者のたとえ。

(註) 桑の木……地中海沿岸に多く見られる。マルコによる福音書1122-23節などでは「山」になっている。いずれにせよ、誇張されたたとえで、信仰がすべてを可能にすることを教える。

 

 

(オリエンス宗教研究所発行「聖書と典礼」2016 10 2より)

« 9月25日の「聖書と典礼」 | トップページ | 神戸地区中ブロック3教会の勉強会の予定 »