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2016年10月 7日 (金)

10月 9日の「聖書と典礼」

109() 年間第28主日  (C年)

耐え忍ぶなら、キリストと共に支配するようになる。

(第2朗読主題句 (二)テモテへの手紙212節より)

 

 〔ナアマンはアラム(現在のシリア)の王の軍司令官であった。重い皮膚病にかかった彼は、「ヨルダン川(イスラエルの川)で身を洗え」という預言者エリシャのことばをはじめは受け入れようとしなかったが、思い直して出かける。〕

第一朗読          列王記(下)

ナアマンは神の人のところに引き返し、神への信仰を告白した。

(5章1417節)

列王記

14〔その日、シリアの〕ナアマンは神の人〔エリシャ〕の言葉どおりに下って行って、ヨルダン〔川〕に七度身を浸した。彼の体は元に戻り、小さい子供の体のようになり、清くなった。
15
彼は随員全員を連れて神の人のところに引き返し、その前に来て立った。「イスラエルのほか、この世界のどこにも神はおられないことが分かりました。今この僕からの贈り物をお受け取りください。」16神の人は、「わたしの仕えている主は生きておられる。わたしは受け取らない」と辞退した。ナアマンは彼に強いて受け取らせようとしたが、彼は断った。17ナアマンは言った。「それなら、らば二頭に負わせることができるほどの土をこの僕にください。僕は今後、主以外の他の神々に焼き尽くす献げ物やその他のいけにえをささげることはしません。」

(註)16主は生きておられる……人の手で作られた偶像に過ぎない異国の神々への礼拝に反対した預言者が、唯一の神への信仰を表明する典型的なことば(列王記上171節など参照)。

(註)17……この出来事を記念し、この地の土を用いて、主のために祭壇を築こうとしたのであろう。

 

 〔ローマで監禁され、殉教を目前にしていたパウロが弟子たちに書き送った手紙。〕

第二朗読         ()テモテへの手紙

耐え忍ぶなら、キリストと共に支配するようになる。

(2章813節)

使徒パウロのテモテへの手紙

8〔愛する者よ、〕イエス・キリストのことを思い起こしなさい。わたしの宣べ伝える福音によれば、この方は、ダビデの子孫で、死者の中から復活されたのです。9この福音のためにわたしは苦しみを受け、ついに犯罪人のように鎖につながれています。しかし、神の言葉はつながれていません。10だから、わたしは、選ばれた人々のために、あらゆることを耐え忍んでいます。彼らもキリスト・イエスによる救いを永遠の栄光と共に得るためです。11次の言葉は真実です。
 「わたしたちは、キリストと共に死んだのなら、
 キリストと共に生きるようになる。
 12耐え忍ぶなら、
 キリストと共に支配するようになる。
 キリストを否むなら、
 キリストもわたしたちを否まれる。
 13わたしたちが誠実でなくても、
 キリストは常に真実であられる。
 キリストは御自身を
 否むことができないからである。」

(註) 8ダビデの子孫で、死者の中から復活された……人間から生ま

           れた方であるとともに、神から生まれた方であること

           を表している(ローマの信徒への手紙13-4節参照)。

(註)11-13わたしたちは~……迫害の中にあるキリスト者を励ます

 賛歌からの引用のようである。

(註)12共に支配する……王であるキリストは、良い羊飼いとして群

          れを守り、一つに集める。このキリストの栄誉と務め

          にあずかること。

 

 

 〔サマリア地方はガリラヤとユダヤの間にある。サマリア人は、民族的にも宗教的にもユダヤ人(ガリラヤの人も含まれる)と対立していた。〕

福音朗読        ルカによる福音書

この外国人のほかに、神を賛美するために

戻って来た者はいないのか。

(17章1119節)

ルカによる福音

11 イエスはエルサレムへ上る途中、サマリアとガリラヤの間を通られた。12ある村に入ると、重い皮膚病を患っている十人の人が出迎え、遠くの方に立ち止まったまま、13声を張り上げて、「イエスさま、先生、どうか、わたしたちを憐れんでください」と言った。14イエスは重い皮膚病を患っている人たちを見て、「祭司たちのところに行って、体を見せなさい」と言われた。彼らは、そこへ行く途中で清くされた。15その中の一人は、自分がいやされたのを知って、大声で神を賛美しながら戻って来た。

16そして、イエスの足もとにひれ伏して感謝した。この人はサマリア人だった。17そこで、イエスは言われた。「清くされたのは十人ではなかったか。ほかの九人はどこにいるのか。18この外国人のほかに、神を賛美するために戻って来た者はいないのか。」19それから、イエスはその人に言われた。「立ち上がって、行きなさい。あなたの信仰があなたを救った。」

(註)12遠くのほうに立ち止まったまま……重い皮膚病の人は他の

           人に近づくことが許されなかった。(レビ記13

           45-46節参照)。

(註)14祭司たちのところに……この病気がいやされたことを証明

           するのは祭司の務めであった(レビ記141-32

           参照)。サマリア 人とユダヤ人は別々の祭司を

           持っていたから、別々に出かけたのである。

 

(オリエンス宗教研究所発行「聖書と典礼」201610 9より)

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