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2016年12月31日 (土)

2017年1月1日 「神の母聖マリア」(世界平和の日)の聖書と典礼

1 1日 神の母聖マリア (A年)

マリアはこれらの出来事をすべて心に納めて、思い巡らしていた。

(ルカによる福音書219節より)

 

 〔年の初めの聖書朗読は、古くからイスラエルの伝わる祝福のことば。祭司が礼拝に集まった民を祝福することばであるが、この祝福の源は神ご自身である。〕

第一朗読           民数記

彼らがわたしの名をイスラエルの人々の上に置くとき、

わたしは彼らを祝福する。

(6章2227節)

民数記

22主はモーセに仰せになった。
23アロンとその子らに言いなさい。
 
あなたたちはイスラエルの人々を祝福して、次のように言い

 なさい。
24主があなたを祝福し、あなたを守られるように。
25主が御顔を向けてあなたを照らし
 あなたに恵みを与えられるように。
26主が御顔をあなたに向けて
 あなたに平安を賜るように。
27彼らがわたしの名をイスラエルの人々の上に置くとき、

わたしは彼らを祝福するであろう。

(註)23アロン……モーセの兄弟として知られ、イスラエルの正統の祭司の家系はこのアロンに始まると考えられた。

(註)25御顔を向けて……好意を示すことを表す。

(註)27わたしの名を~置く……「主が」ということばが三度唱えられることによって、主の名が民の上に置かれて民は完全に神のものとなる。

 

 〔神は御子イエスをまことの人間として、特定の時代、民族、文化の中に生まれさせた。そのことの中にパウロは神の救いを見る。〕

第二朗読      ガラテヤの信徒への手紙

神はその御子を女から生まれた者としてお遣わしになった。

(4章47節)

使徒パウロのガラテヤの教会への手紙

 4〔皆さん、〕時が満ちると、神は、その御子を女から、しかも律法の下に生まれた者としてお遣わしになりました。5それは、律法の支配下にある者を贖い出して、わたしたちを神の子となさるためでした。6あなたがたが子であることは、神が、「アッバ、父よ」と叫ぶ御子の霊を、わたしたちの心に送ってくださった事実から分かります。7ですから、あなたはもはや奴隷ではなく、子です。子であれば、神によって立てられた相続人でもあるのです。

(註) 4時が満ちる……神の計画の中で決定的な救いの時が来たことを意味する。

(註) 6アッバ……アラム語で子供が父親に向かって呼びかけるときのことば。イエスを神をアッバと呼び(マルコによる福音1436節)、弟子たちにもそのように祈ることを教えた(主の祈り)。

 

 〔救い主の誕生は、天使によってベツレヘム近郊で野宿していた羊飼いたちに告げられた。主の降誕から八日目にあたるきょうの福音は、イエスの誕生に続いて起こった出来事を伝える個所が読まれる。

福音朗読        ルカによる福音書

羊飼いたちは、マリアとヨセフと乳飲み子を探し当てた。八日たって幼子はイエスと名付けられた。

(2章1621節)

ルカによる福音

16〔そのとき、羊飼いたちは〕急いで行って、マリアとヨセフ、また飼い葉桶に寝かせてある乳飲み子を探し当てた。17その光景を見て、〔彼らは、〕この幼子について天使が話してくれたことを人々に知らせた。18聞いた者は皆、羊飼いたちの話を不思議に思った。19しかし、マリアはこれらの出来事をすべて心に納めて、思い巡らしていた。20羊飼いたちは、見聞きしたことがすべて天使の話したとおりだったので、神をあがめ、賛美しながら帰って行った。
21八日たって割礼の日を迎えたとき、幼子はイエスと名付けられた。これは、胎内に宿る前に天使から示された名である。

(註)17天使たちが話してくれたこと……ルカによる福音21012節参照。

(註)21割礼……男子の包皮を切除すること(レビ記123節参照)。アブラハムと神の契約のしるしであり(創世記17914節)、これにより神の民の一員になると考えられた。

(註) 天使から示された名……ルカによる福音131節、マタイによる福音121節参照。

 

(オリエンス宗教研究所発行「聖書と典礼」20161225 より)

 

 

~~~11日 神の母聖マリアの祝日~~~

マリアを「神の母」という称号のもとに敬い、その保護を祈り求める習慣は非常に古くからあり、エフェソ公会議(431年)でマリアを「神の母」と宣言して以来、マリア対する崇敬はいっそう広まりました(『教会憲章』第66条参照)。

マリアを神の母として祝う祝日は、ローマ教会では7世紀ごろに典礼暦に取り入れられました。
その後、何回かの名称の変更を経て、1969年の典礼暦の改定によって初期の伝統に戻り、1月1日に現在の名称で祝われるようになりました。
主の降誕の8日目にあたるこの日の典礼をとおして、キリストの誕生の秘義においてマリアが果たした役割を思い起こす日となっています。
(カトリック中央協議会刊『毎日のミサ』2009年1月号 より部分)

 

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