« 2017年 2月19日の「聖書と典礼」 | トップページ | 神戸地区中ブロック(鈴蘭台・たかとり・兵庫教会)の3月の講座予定 »

2017年2月24日 (金)

2017年 2月26日の「聖書と典礼」

226日 年間第8主日 (A年)

主は人の心の企ておも明らかにされる。

(第2朗読主題句 一コリントの信徒への手紙45節より)

 

*  〔イザヤ書4055章(第二イザヤ)は、紀元前6世紀のバビロン捕囚時代の預言。この個所は、エルサレムから強制連行されていった人々の帰還についての預言の中の言葉。〕

第一朗読         イザヤの預言

わたしがあなたを忘れることは決してない。

(49章1415節)

イザヤの預言

14シオンは言う。
主はわたしを見捨てられた
わたしの主はわたしを忘れられた、と。

15女が自分の乳飲み子を忘れるであろうか。
母親が自分の産んだ子を憐れまないであろうか。
たとえ、女たちが忘れようとも
わたしがあなたを忘れることは決してない。

(註)14シオン……もともとエルサレムの神殿の建っていた丘の名であるが、ここではエルサレムの町全体を一人の女性として擬人化してこう呼んでいる。

(註)15女が自分の~……この節は神がシオンに向かって語られる言葉。

 

 〔コリントの教会には人間の知恵を競い合い、分裂を引き起こしているという問題があった。パウロはそのことを戒めながら、主の前にへりくだることを教える。〕

第二朗読     一コリントの信徒への手紙

主は人の心の企てをも明らかにされる。

(4章15節)

使徒パウロのコリントの教会への手紙

1〔皆さん、〕人はわたしたちをキリストに仕える者、神の秘められた計画をゆだねられた管理者と考えるべきです。2この場合、管理者に要求されるのは忠実であることです。3わたしにとっては、あなたがたから裁かれようと、人間の法廷で裁かれようと、少しも問題ではありません。わたしは、自分で自分を裁くことすらしません。4自分には何もやましいところはないが、それでわたしが義とされているわけではありません。わたしを裁くのは主なのです。5ですから、主が来られるまでは、先走って何も裁いてはいけません。主は闇の中に隠されている秘密を明るみに出し、人の心の企てをも明らかにされます。そのとき、おのおのは神からおほめにあずかります。

(註) 1わたしたち……パウロ、アポロ、ペトロなどの教会指導者たちのこと。

(註) 神の秘められた計画……ギリシア語の「ミュステーリオン」の訳。キリストにおいて世を救うという神の計画を指す。

 

〔山上の説教(マタイ福音書57章)はキリスト信者としての生き方を指し示すイエスの言葉が集められたもの。ここでは何よりも神への信頼が求められている。24節はルカ福音書1613節に、25-33節はルカ福音書1222-31節に同様の言葉がある。〕

福音朗読      マタイによる福音書 

明日のことまで思い悩むな。

(6章2434節)

マタイによる福音

 〔そのとき、イエスは弟子たちに言われた。〕「だれも、二人の主人に仕えることはできない。一方を憎んで他方を愛するか、一方に親しんで他方を軽んじるか、どちらかである。あなたがたは、神と富とに仕えることはできない。
 だから、言っておく。自分の命のことで何を食べようか何を飲もうかと、また自分の体のことで何を着ようかと思い悩むな。命は食べ物よりも大切であり、体は衣服よりも大切ではないか。空の鳥をよく見なさい。種も蒔かず、刈り入れもせず、倉に納めもしない。だが、あなたがたの天の父は鳥を養ってくださる。あなたがたは、鳥よりも価値あるものではないか。あなたがたのうちだれが、思い悩んだからといって、寿命をわずかでも延ばすことができようか。なぜ、衣服のことで思い悩むのか。野の花がどのように育つのか、注意して見なさい。働きもせず、紡ぎもしない。しかし、言っておく。栄華を極めたソロモンでさえ、この花の一つほどにも着飾ってはいなかった。今日は生えていて、明日は炉に投げ込まれる野の草でさえ、神はこのように装ってくださる。まして、あなたがたにはなおさらのことではないか、信仰の薄い者たちよ。だから、『何を食べようか』『何を飲もうか』『何を着ようか』と言って、思い悩むな。それはみな、異邦人が切に求めているものだ。あなたがたの天の父は、これらのものがみなあなたがたに必要なことをご存じである。何よりもまず、神の国と神の義を求めなさい。そうすれば、これらのものはみな加えて与えられる。だから、明日のことまで思い悩むな。明日のことは明日自らが思い悩む。その日の苦労は、その日だけで十分である。」

(註)24……原語はアラム語の「マモン」(富)」という言葉をギリシア語に移した言葉。擬人化された表現である。

(註)29ソロモン……ダビデ王の子で、紀元前10世紀、王としてイスラエルを治めた。エルサレムの神殿を建設するなど、彼の時代に王国はもっとも繁栄した。

(註)32異邦人……ここでは、真の神を知らない人々の意味。

(註)33何よりもまず、神の国と神の儀を~……ルカ福音書1231節では「だた、神の国を求めなさい」となっている。

 

(オリエンス宗教研究所発行「聖書と典礼」2017 226より)

« 2017年 2月19日の「聖書と典礼」 | トップページ | 神戸地区中ブロック(鈴蘭台・たかとり・兵庫教会)の3月の講座予定 »