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2017年9月 1日 (金)

2017年 9月 3日の「聖書と典礼」

2017年 9月 3日の「聖書と典礼」

「年間第22主日」 A

自分を捨て、自分の十字架を背負って、わたしに従いなさい。

(マタイ福音書1624節より)

 

 〔「エレミヤの告白」と呼ばれる個所の一つ。神のことばを告げたために迫害を受けたエレミヤは、神にその苦しみを訴える。この苦しみはイエスの受難を連想させる。〕

第一朗読          エレミヤ書

主の言葉ゆえに、わたしは恥を受けねばならない。

(20章79節)

エレミヤの預言

7主よ、あなたがわたしを惑わし
わたしは惑わされて
あなたに捕らえられました。
あなたの勝ちです。
わたしは一日中、笑い者にされ
人が皆、わたしを嘲ります。

8わたしが語ろうとすれば、それは嘆きとなり
「不法だ、暴力だ」と叫ばずにはいられません。
主の言葉のゆえに、わたしは一日中
恥とそしりを受けねばなりません。

9主の名を口にすまい
もうその名によって語るまい、と思っても
主の言葉は、わたしの心の中
骨の中に閉じ込められて
火のように燃え上がります。
押さえつけておこうとして
わたしは疲れ果てました。わたしの負けです。
 

(註) 7わたしを惑わし・・・・・・神から与えられた使命によって困苦に陥ったことを言う。

(註) 8嘆き・・・・・・預言者としてエレミヤは、民の繁栄を約束するのではなく、危機の到来や戦争、さらに罪深い民の破滅さえも告げなければならなかったのでこう言う。

(註) 9・・・・・・ここでは体の支柱・中心として考えられているのであろう。

 

 〔ローマ書111章はキリストによる救いを語ってきたが、12章からはキリスト者の生き方について教える。この勧告の部分の始めにあたって、神に向かって生きる人間の根本的な態度が語られる。〕

第二朗読 ローマの信徒への手紙

自分の体を生けるいけにえとして献げなさい。

(12章12節)

使徒パウロのローマの教会への手紙

1兄弟たち、神の憐れみによってあなたがたに勧めます。自分の体を神に喜ばれる聖なる生けるいけにえとして献げなさい。これこそ、あなたがたのなすべき礼拝です。2あなたがたはこの世に倣ってはなりません。むしろ、心を新たにして自分を変えていただき、何が神の御心であるか、何が善いことで、神に喜ばれ、また完全なことであるかをわきまえるようになりなさい。

(註) 1・・・・・・「精神」に対する「肉体」のような意味ではなく、人間全体を指すことば。

(註) 2自分を変えていただき・・・・・・変える主体は神である。

 

 〔フィリポ・カイサリアでのペトロの信仰告白(先週の福音)に続く個所。ここでイエスは、初めてご自分の受難を弟子たちに予告する。〕

福音朗読       マタイによる福音書

わたしについて来たい者は、自分を捨てなさい。

(16章2127節)

マタイによる福音

21〔そのとき、〕イエスは、御自分が必ずエルサレムに行って、長老、祭司長、律法学者たちから多くの苦しみを受けて殺され、三日目に復活することになっている、と弟子たちに打ち明け始められた。22すると、ペトロはイエスをわきへお連れして、いさめ始めた。「主よ、とんでもないことです。そんなことがあってはなりません。」23イエスは振り向いてペトロに言われた。「サタン、引き下がれ。あなたはわたしの邪魔をする者。神のことを思わず、人間のことを思っている。」24それから、弟子たちに言われた。「わたしについて来たい者は、自分を捨て、自分の十字架を背負って、わたしに従いなさい。25自分の命を救いたいと思う者は、それを失うが、わたしのために命を失う者は、それを得る。26人は、たとえ全世界を手に入れても、自分の命を失ったら、何の得があろうか。自分の命を買い戻すのに、どんな代価を支払えようか。27人の子は、父の栄光に輝いて天使たちと共に来るが、そのとき、それぞれの行いに応じて報いるのである。」

(註)21必ず・・・・・・イエスの受難が神の計画に基づくものであることを示す。

(註)23サタン・・・・・・元来は「誹謗するもの」「訴える者の意味。新約聖書では「誘惑する者」の意味で用いられることが多い。

(註)24-25わたしについて来たい者は~・・・・・・マタイ福音書1038-39節でも同様に言われる。ルカ福音書1427節も参照。

(註)25・・・・・・同じ「命」ということばが、ここでは「誕生から死までのこの世の命」と「神によって生かされている命、永遠の命」の二つの意味で使われている。

 

(オリエンス宗教研究所発行「聖書と典礼」20179 3より)

 

 

「被造物を大切にする世界祈願日」 (9月の第1日曜日)
 回勅『ラウダート・シ──ともに暮らす家を大切に』(2015年)で、全世界の人に向けて、エコロジー(自然保護)に取り組むよう訴えた教皇フランシスコは、東方正教会にならって、環境保護のための助けを願う日をカトリック教会の暦に加えました。
 地球規模の環境悪化が進む中、自然を破壊することなく、「わたしたち皆の家」である地球を大切にし、調和のうちに発展していくことができるよう、この日、全世界のカトリック教会で祈りがささげられます。
いのちの与え主である神に賛美と感謝をささげるとともに、自然を大切にする視点から、ライフスタイルを見直し、考え方を改める機会としていきたいものです。


(カトリック中央協議会刊『カトリック教会情報ハンドブック2017』より)

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