« パンダネ「週報」2018年 2月 4日号 | トップページ | パンダネ「週報」2018年 2月11日号 »

2018年2月 2日 (金)

2018年 2月 4日の「聖書と典礼」

2018年 2月 4日の「聖書と典礼」

「年間第5主日」 B

イエスがそばに行き、手を取って起こされると・・・・・・。

(マルコ福音書 131節より)

 

 〔友人であるエリファズがすべてを神にゆだねるよう諭すのに対して、苦しみのどん底にいるヨブはあくまでも神の答えを求め続ける。〕

第一朗読            ヨブ記

わたしはいらだって夜明けを待つ。

(7章14節、67節)

ヨブ記

〔ヨブは言った。〕
1
この地上に生きる人間は兵役にあるようなもの。
 
傭兵のように日々を送らなければならない。
2
奴隷のように日の暮れるのを待ち焦がれ
 
傭兵のように報酬を待ち望む。
3
そうだ
 
わたしの嗣業はむなしく過ぎる月日。
 
労苦の夜々が定められた報酬。
4
横たわればいつ起き上がれるのかと思い
 
夜の長さに倦み
 
いらだって夜明けを待つ。
6
わたしの一生は機の梭よりも速く
 
望みもないままに過ぎ去る。

7忘れないでください
わたしの命は風にすぎないことを。
わたしの目は二度と幸いを見ないでしょう。

(註)1傭兵・・・「雇い人」とも訳せる。2節も同じ。

(註)3嗣業・・・神から与えられた賜物。財産。」

(註)4いらだって夜明けを待つ・・・「夜明けまで転げまわる」とも訳される。

(註)6(はた)()・・・機織りのときに横糸を通すために用いられるもの。左右から投げるように通す。

(註)7・・・原語は「ルーアッハ」。「息」とも訳せる。

 

 〔コリントの教会には、パウロの使途としての権利を疑う人がいたらしい。パウロは自分が福音のためにすべてをかけていることを力説する。〕

第二朗読    (一)コリントの信徒への手紙 

福音を告げ知らせないなら、わたしは不幸である。

(9章1619節、2223節)

使徒パウロのコリントの教会への手紙

16〔皆さん、〕わたしが福音を告げ知らせても、それはわたしの誇りにはなりません。そうせずにはいられないことだからです。福音を告げ知らせないなら、わたしは不幸なのです。17自分からそうしているなら、報酬を得るでしょう。しかし、強いられてするなら、それは、ゆだねられている務めなのです。18では、わたしの報酬とは何でしょうか。それは、福音を告げ知らせるときにそれを無報酬で伝え、福音を伝えるわたしが当然持っている権利を用いないということです。
19わたしは、だれに対しても自由な者ですが、すべての人の奴隷になりました。できるだけ多くの人を得るためです。22弱い人に対しては、弱い人のようになりました。弱い人を得るためです。すべての人に対してすべてのものになりました。何とかして何人かでも救うためです。23福音のためなら、わたしはどんなことでもします。それは、わたしが福音に共にあずかる者となるためです。

(註)17強いられてする・・・パウロは自発的に使徒職についたのではなく、キリストに捕らえられてキリストの僕になったと考えている。

(註)18当然持っている権利・・・福音を告げ知らせる人は、そのことによって生計を立てることができるという権利(96節、14節参照)

(註)19人を得る・・・その人を滅びから救い出し、神の国に招き入れるという意味。

 

 〔マルコ福音書はイエスの活動の様子を、カファルナウムでの一日の出来事として伝える。この箇所は、安息日に会堂で教えたことに続く場面。〕

福音朗読        マルコによる福音書 

イエスは、いろいろな病気にかかっている大勢の人たちをいやした。

(1章2939節)

マルコによる福音

                             

29〔そのとき、イエスは〕会堂を出て、シモンとアンデレの家に行った。ヤコブとヨハネも一緒であった。30シモンのしゅうとめが熱を出して寝ていたので、人々は早速、彼女のことをイエスに話した。31イエスがそばに行き、手を取って起こされると、熱は去り、彼女は一同をもてなした。32夕方になって日が沈むと、人々は、病人や悪霊に取りつかれた者を皆、イエスのもとに連れて来た。33町中の人が、戸口に集まった。34イエスは、いろいろな病気にかかっている大勢の人たちをいやし、また、多くの悪霊を追い出して、悪霊にものを言うことをお許しにならなかった。悪霊はイエスを知っていたからである。
35
朝早くまだ暗いうちに、イエスは起きて、人里離れた所へ出て行き、そこで祈っておられた。36シモンとその仲間はイエスの後を追い、37見つけると、「みんなが捜しています」と言った。

38イエスは言われた。「近くのほかの町や村へ行こう。そこでも、わたしは宣教する。そのためにわたしは出て来たのである。」39そして、ガリラヤ中の会堂に行き、宣教し、悪霊を追い出された。

(註)29シモンと~・・・この四人は最初に選ばれた弟子。

(註)31もてなした・・・原語は「仕える」を意味する語。(1045節参照)救われることは仕える者となるためであることが暗示されていよう。

(註)34悪霊にもの言うことを~・・・相手を支配することであった。それゆえ黙らせた。

(註)38宣教する・・・神の国の到来を「告げ知らせる」こと(115節参照)。これがイエスの活動の中心であり、病人をいやし、悪霊を追い出すのは、そのしるしであった。

 

(オリエンス宗教研究所発行「聖書と典礼」2018 2 4より)

« パンダネ「週報」2018年 2月 4日号 | トップページ | パンダネ「週報」2018年 2月11日号 »