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2018年5月19日 (土)

2018年 5月20日の「聖書と典礼」

2018年 5月20日の「聖書と典礼」

「聖霊降臨の主日」 B

炎のような舌が分かれ分かれに現れ、一人一人の上にとどまった。

(使徒言行録 2 3節より)

 

 〔イエスが昇天したのち、百二十人ほどの弟子たちがエルサレムの町の一つの家に集まり、約束された聖霊を待ち望んで祈っていた。〕

第一朗読 使徒言行録

一同は聖霊に満たされ、話しだした。

(2章111節)

使徒たちの宣教

1 五旬祭の日が来て、一同が一つになって集まっていると、2突然、激しい風が吹いて来るような音が天から聞こえ、彼らが座っていた家中に響いた。3そして、炎のような舌が分かれ分かれに現れ、一人一人の上にとどまった。4すると、一同は聖霊に満たされ、が語らせるままに、ほかの国々の言葉で話しだした。
5 さて、エルサレムには天下のあらゆる国から帰って来た、信心深いユダヤ人が住んでいたが、6この物音に大勢の人が集まって来た。そして、だれもかれも、自分の故郷の言葉が話されているのを聞いて、あっけにとられてしまった。7人々は驚き怪しんで言った。「話をしているこの人たちは、皆ガリラヤの人ではないか。8どうしてわたしたちは、めいめいが生まれた故郷の言葉を聞くのだろうか。9わたしたちの中には、パルティア、メディア、エラムからの者がおり、また、メソポタミア、ユダヤ、カパドキア、ポントス、アジア、10フリギア、パンフィリア、エジプト、キレネに接するリビア地方などに住む者もいる。また、ローマから来て滞在中の者、11ユダヤ人もいれば、ユダヤ教への改宗者もおり、クレタ、アラビアから来た者もいるのに、彼らがわたしたちの言葉で神の偉大な業を語っているのを聞こうとは。」

(註) 1五旬祭・・・旧約聖書で「七週の祭」と言われ、過越祭から五十日目に祝われた。元来は「刈り入れの祭」であった。過越し祭に始まる大きな祭りの期間を締めくくる五旬祭には、多くの巡礼者がエルサレムに集まっていた。

(註) 2・・・聖霊のしるし。霊(プネウマ)はもともと「風」を意味する。

(註) 3・・・原語の「グロッサ」は4節で「言葉」と訳される語。つまり、聖霊の賜物の目に見えるしるしである。

(註) 4ほかの国々の言葉・・・他国の言葉ととる場合が多いが、聖霊の賜物としての「異言」(一コリントの信徒への手紙14章参照)を指すとの解釈もある。

(註) 9バルディア、メディア~・・・これらの地名は、東は今のイランから西はローマまで、さらに北アフリカをも含む非常に広い地域を示す。

 

 〔パウロは、律法から解放され、自由を与えられたキリスト者が、罪を犯すことなく、互いに愛し合うよう、聖霊に従って生きることを勧める。

第二朗読      ガラテヤの信徒への手紙

霊を結ぶ実。

5・1625

使徒パウロのガラテヤの教会への手紙

16 〔皆さん、〕霊の導きに従って歩みなさい。そうすれば、決して肉の欲望を満足させるようなことはありません。17肉の望むところは、霊に反し、霊の望むところは、肉に反するからです。肉と霊とが対立し合っているので、あなたがたは、自分のしたいと思うことができないのです。18しかし、霊に導かれているなら、あなたがたは、律法の下にはいません。19肉の業は明らかです。それは、姦淫、わいせつ、好色、20偶像礼拝、魔術、敵意、争い、そねみ、怒り、利己心、不和、仲間争い、21ねたみ、泥酔、酒宴、その他このたぐいのものです。以前言っておいたように、ここでも前もって言いますが、このようなことを行う者は、神の国を受け継ぐことはできません。
22 これに対して、霊の結ぶ実は愛であり、喜び、平和、寛容、親切、善意、誠実、23柔和、節制です。これらを禁じる掟はありません。24キリスト・イエスのものとなった人たちは、肉を欲情や欲望もろとも十字架につけてしまったのです。25わたしたちは、霊の導きに従って生きているなら、霊の導きに従ってまた前進しましょう。

(註)16霊  肉・・・ここでは「霊」は聖霊を意味し、神とのつながりの中にある人間の状態を表すのに対し、「肉」は神から離れ、滅びゆく人間の状態を意味する。

(註)24キリスト・イエスのものとなった人たち・・・洗礼を受けてキリストに結ばれた者(ローマの信徒への手紙66節参照)。

 

 〔最後の晩餐の席でイエスが語られた長い説教の一部。迫害の予告に続いて語られることば。〕

                             

福音朗読        ヨハネによる福音書

心理の霊はあなたがたを導いて真理をことごとく悟らせる。

(15章2627節、16章1215節)

ヨハネによる福音

 〔そのとき、イエスは弟子たちに言われた。〕1526「わたしが父のもとからあなたがたに遣わそうとしている弁護者、すなわち、父のもとから出る真理の霊が来るとき、その方がわたしについて証しをなさるはずである。27あなたがたも、初めからわたしと一緒にいたのだから、証しをするのである。
1612 言っておきたいことは、まだたくさんあるが、今、あなたがたには理解できない。13しかし、その方、すなわち、真理の霊が来ると、あなたがたを導いて真理をことごとく悟らせる。その方は、自分から語るのではなく、聞いたことを語り、また、これから起こることをあなたがたに告げるからである。14その方はわたしに栄光を与える。わたしのものを受けて、あなたがたに告げるからである。15父が持っておられるものはすべて、わたしのものである。だから、わたしは、『その方がわたしのものを受けて、あなたがたに告げる』と言ったのである。」

(註)1526弁護者・・・原語「パラクレートス」の元の意味は「そばに呼ばれた者」。聖霊はわたしたちの近くにいてわたしたちを助けてくださる方である(1416節、26節、167節参照)。

(註) 心理の霊・・・真理であるイエスのことを弟子たちに現し、悟らせる霊、という意味であろう。1417節参照。

 

 

(オリエンス宗教研究所発行「聖書と典礼」2018520より)

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