« パンダネ「週報」2018年 7月29日号 | トップページ | パンダネ「週報」2018年 8月 5日号 »

2018年7月28日 (土)

2018年 7月29日の「聖書と典礼」

2018年 7月29日の「聖書と典礼」

「年間第17主日」 B

イエスは座っている人々に、欲しいだけ分け与えられた。

(福音朗読主題句 ヨハネによる福音書 611節より)

 

 〔預言者エリシャは紀元前九世紀の北イスラエルで活動した。エリヤと同じように多くの物語が残されている。〕

第一朗読       列王記下

彼らは食べきれずに残す。

(4章4244節)

列王記

                             

42〔ギルガルの地が飢饉に見舞われていたとき、〕一人の男がバアル・シャリシャから初物のパン、大麦パン二十個と新しい穀物を袋に入れて神の人〔エリシャ〕のもとに持って来た。神の人は、「人々に与えて食べさせなさい」と命じたが、43召し使いは、「どうしてこれを百人の人々に分け与えることができましょう」と答えた。エリシャは再び命じた。「人々に与えて食べさせなさい。主は言われる。『彼らは食べきれずに残す。』」44召し使いがそれを配ったところ、主の言葉のとおり彼らは食べきれずに残した。

()42バアル・シャリシャ・・・エフライムの山地にあった町。ギルガルはエリコの近くギルガルはエリコの近く。

() 初物のパン・・・すべての初物は神のものとされ、ふつう聖所にささげられた。初物はまた最上のものを意味する。

 

 〔パウロはこの手紙の4章から、生活に関する勧めを与えるが、そのはじめに一致を保つように教える。〕

第二朗読    エフェソの信徒への手紙

体は一つ、主は一人、信仰は一つ、洗礼は一つ。

(4章16節)

使徒パウロのエフェソの教会への手紙

1〔皆さん、〕主に結ばれて囚人となっているわたしはあなたがたに勧めます。神から招かれたのですから、その招きにふさわしく歩み、2一切高ぶることなく、柔和で、寛容の心を持ちなさい。愛をもって互いに忍耐し、3平和のきずなで結ばれて、霊による一致を保つように努めなさい。4体は一つ、霊は一つです。それは、あなたがたが、一つの希望にあずかるようにと招かれているのと同じです。5主は一人、信仰は一つ、洗礼は一つ、6すべてのものの父である神は唯一であって、すべてのものの上にあり、すべてのものを通して働き、すべてのものの内におられます。

() 1囚人・・・パウロは牢獄からこの手紙を書いたとされている(620節参照)。

() 3霊による一致・・・直訳は「霊の一致」であるが、単なる心や思いの結びつきではなく、聖霊によってもたらされる一致のこと。

 

 〔このパンと魚の出来事は、四つの福音書すべてに伝えられている出来事である。マルコ福音書では、先週の箇所の続きが五つのパンと二匹の魚を群集に分け与える場面であるが、今年(B年)の朗読配分では同じ話をヨハネ福音書から読む。〕

福音朗読     ヨハネによる福音書

イエスは座っている人々に、欲しいだけ分け与えられた。

(6章115節)

ヨハネによる福音

1〔そのとき、〕イエスはガリラヤ湖、すなわちティベリアス湖の向こう岸に渡られた。2大勢の群衆が後を追った。イエスが病人たちになさったしるしを見たからである。3イエスは山に登り、弟子たちと一緒にそこにお座りになった。

4ユダヤ人の祭りである過越祭が近づいていた。5イエスは目を上げ、大勢の群衆が御自分の方へ来るのを見て、フィリポに、「この人たちに食べさせるには、どこでパンを買えばよいだろうか」と言われたが、6こう言ったのはフィリポを試みるためであって、御自分では何をしようとしているか知っておられたのである。7フィリポは、「めいめいが少しずつ食べるためにも、二百デナリオン分のパンでは足りないでしょう」と答えた。8弟子の一人で、シモン・ペトロの兄弟アンデレが、イエスに言った。9「ここに大麦のパン五つと魚二匹とを持っている少年がいます。けれども、こんなに大勢の人では、何の役にも立たないでしょう。」

10イエスは、「人々を座らせなさい」と言われた。そこには草がたくさん生えていた。男たちはそこに座ったが、その数はおよそ五千人であった。11さて、イエスはパンを取り、感謝の祈りを唱えてから、座っている人々に分け与えられた。また、魚も同じようにして、欲しいだけ分け与えられた。12人々が満腹したとき、イエスは弟子たちに、「少しも無駄にならないように、残ったパンの屑を集めなさい」と言われた。13集めると、人々が五つの大麦パンを食べて、なお残ったパンの屑で、十二の籠がいっぱいになった。14そこで、人々はイエスのなさったしるしを見て、「まさにこの人こそ、世に来られる預言者である」と言った。15イエスは、人々が来て、自分を王にするために連れて行こうとしているのを知り、ひとりでまた山に退かれた。

() 7デナリオン・・・当時の労働者の1日の賃金。

()11パンを取り~・・・この一連の動作は最後の晩さんの席での動作を思わせる。

()12パンの屑・・・元の意味は「裂かれたもの」。屑というよりも「かけら」である。

()14世に来られる預言者・・・申命記1815-18節に述べられたモーセのような権威を持つ預言者。

()15王にする・・・ここでは政治的な指導者としての王の意味。イエスはご自分に対する人々のこのような期待を拒否する(ヨハネ福音書1833-37節参照)。

 

 

(オリエンス宗教研究所発行「聖書と典礼」2018729 より)

« パンダネ「週報」2018年 7月29日号 | トップページ | パンダネ「週報」2018年 8月 5日号 »