« パンダネ「週報」2018年 8月19日号 | トップページ | パンダネ「週報」2018年 8月26日号 »

2018年8月19日 (日)

2018年 8月19月日の「聖書と典礼」

2018年 8月19月日の「聖書と典礼」

「年間第20主日」 B

わたしの肉はまことの食べ物、

わたしの血はまことの飲み物である。

(福音朗読主題句 ヨハネによる福音書 655節より)

 

 〔『箴言』では創造のときから神とともにあった知恵が擬人化して語られる。ここではその知恵が人々を招く。この箇所の後の91318節は、「愚かさ」の招きを擬人化した、対照的な内容となっている。〕

第一朗読    

わたしのパンを食べ、わたしが調合した酒を飲むがよい。

(9章16節)

箴言

1知恵は家を建て、七本の柱を刻んで立てた。
2獣を屠り、酒を調合し、食卓を整え
3はしためを町の高い所に遣わして
 
呼びかけさせた。
4「浅はかな者はだれでも立ち寄るがよい。」
 
意志の弱い者にはこう言った。
5「わたしのパンを食べ
 
わたしが調合した酒を飲むがよい
6浅はかさを捨て、命を得るために
 
分別の道を進むために。」

() 1七本の柱・・・多くの柱は宮殿のような建物の特徴である。

() 3酒を調合し・・・ぶどう酒に香料やはち蜜を混ぜること。

() 4意志の弱いもの・・・別の訳では「知恵のない者」「分別に欠けた者」。

 

 〔キリストによって闇から光へ招き入れられたキリスト者の「光の子として歩む」(58節参照)道が示される。〕

第二朗読     エフェソの信徒への手紙

主の御心が何であるかを悟りなさい。

(5章1520節)

使徒パウロのエフェソの教会への手紙

15 〔皆さん、〕愚かな者としてではなく、賢い者として、細かく気を配って歩みなさい。16時をよく用いなさい。今は悪い時代なのです。17だから、無分別な者とならず、主の御心が何であるかを悟りなさい。18酒に酔いしれてはなりません。それは身を持ち崩すもとです。むしろ、霊に満たされ、19詩編と賛歌と霊的な歌によって語り合い、主に向かって心からほめ歌いなさい。20そして、いつも、あらゆることについて、わたしたちの主イエス・キリストの名により、父である神に感謝しなさい。 

()15愚か 賢い・・・ここで問題になっているのは人間的な知恵ではなく、何が主に喜ばれることであるかを知る信仰者としての知恵である。

()19詩編と賛歌と霊的な歌・・・この三つは、旧約聖書の詩編、詩編以外の創作された賛歌、即興的な賛美の歌のことだとされるが、ここではそれらの区別が問題になっているわけではない。

 

 〔ヨハネ福音書6章で、五つのパンの奇跡から始まったパンについての長い対話と説教は、この箇所ではっきりと「聖体」がテーマとなる。〕

福音朗読       ヨハネによる福音書 

わたしの肉はまことの食べ物、わたしの血はまことの飲み物である。

(6章5158節)

ヨハネによる福音

 〔そのとき、イエスはユダヤ人たちに言われた。〕51「わたしは、天から降って来た生きたパンである。このパンを食べるならば、その人は永遠に生きる。わたしが与えるパンとは、世を生かすためのわたしの肉のことである。」
52 それで、ユダヤ人たちは、「どうしてこの人は自分の肉を我々に食べさせることができるのか」と、互いに激しく議論し始めた。53イエスは言われた。「はっきり言っておく。人の子の肉を食べ、その血を飲まなければ、あなたたちの内に命はない。54わたしの肉を食べ、わたしの血を飲む者は、永遠の命を得、わたしはその人を終わりの日に復活させる。55わたしの肉はまことの食べ物、わたしの血はまことの飲み物だからである。56わたしの肉を食べ、わたしの血を飲む者は、いつもわたしの内におり、わたしもまたいつもその人の内にいる。57生きておられる父がわたしをお遣わしになり、またわたしが父によって生きるように、わたしを食べる者もわたしによって生きる。58これは天から降って来たパンである。先祖が食べたのに死んでしまったようなものとは違う。このパンを食べる者は永遠に生きる。」

()54血を飲む・・・生き物の血を飲むことは律法で固く禁じられており(レビ記171014節参照)、この表現はユダヤ人に衝撃を与える者である。

()56内にいる・・・ヨハネ福音書の中で、互いに相手の「内にいる」という表現は、御父と御子の関係についても言われている。両者の深い一致を表す表現である。

()58先祖が食べた・・・イスラエルの民は荒れ野でマナを食べた(出エジプト記16章参照)。

 

(オリエンス宗教研究所発行「聖書と典礼」2018819 より)

« パンダネ「週報」2018年 8月19日号 | トップページ | パンダネ「週報」2018年 8月26日号 »