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2018年8月 3日 (金)

 2018年 8月 5日の「聖書と典礼」

 2018年 8月 5日の「聖書と典礼」

「年間第18主日」 B

永遠の命に至る食べ物のために働きなさい。

(ヨハネによる福音書 627節より)

 

 〔エジプトの奴隷状態から解放されたイスラエルの民を待ち受けていたのは過酷な荒れ野の旅であった。〕

第一朗読          出エジプト記

わたしはあなたたちのために、天からパンを降らせる。

(16章24節、1215節)

出エジプト記

2 荒れ野に入ると、イスラエルの人々の共同体全体はモーセとアロンに向かって不平を述べ立てた。3イスラエルの人々は彼らに言った。
 「我々はエジプトの国で、主の手にかかって、死んだ方がましだった。あのときは肉のたくさん入った鍋の前に座り、パンを腹いっぱい食べられたのに。あなたたちは我々をこの荒れ野に連れ出し、この全会衆を飢え死にさせようとしている。」
4 主はモーセに言われた。
 「見よ、わたしはあなたたちのために、天からパンを降らせる。民は出て行って、毎日必要な分だけ集める。わたしは、彼らがわたしの指示どおりにするかどうかを試す。
12 わたしは、イスラエルの人々の不平を聞いた。彼らに伝えるがよい。『あなたたちは夕暮れには肉を食べ、朝にはパンを食べて満腹する。あなたたちはこうして、わたしがあなたたちの神、主であることを知るようになる』と。」
13 夕方になると、うずらが飛んで来て、宿営を覆い、朝には宿営の周りに露が降りた。14この降りた露が蒸発すると、見よ、荒れ野の地表を覆って薄くて壊れやすいものが大地の霜のように薄く残っていた。15イスラエルの人々はそれを見て、これは一体何だろうと、口々に言った。彼らはそれが何であるか知らなかったからである。モーセは彼らに言った。
 「これこそ、主があなたたちに食物として与えられたパンである。」

() 2荒れ野・・・エジプトを出たイスラエルの民が最初に入ったシナイ半島の中西部の荒れ野。「シンの荒れ野」と呼ばれる。

()13うずらが~宿営を覆い・・・ここでは詳しく言及されないが、大量のうずらが宿営の近くに落ち、民の食べ物となったことを暗示する。民数記1131-34節参照。

()13-14露が~残っていた・・・1631節で「マナ」と名付けられる食べ物。そこでは「コエンドロの種に似て白く、蜜の入ったウェファースのような味がした」と記されている(民数記117-9節参照)

 

 〔異教祭儀の中心地でもあったエフェソでパウロは三年間宣教活動をした。〕

第二朗読      エフェソの信徒への手紙

神にかたどって造られた新しい人を身に着けなければならない。

(4章17節、2024節)

使徒パウロのエフェソの教会への手紙

17 〔皆さん、〕わたしは主によって強く勧めます。もはや、異邦人と同じように歩んではなりません。彼らは愚かな考えに従って歩〔んでいます。〕20しかし、あなたがたは、キリストをこのように学んだのではありません。21キリストについて聞き、キリストに結ばれて教えられ、真理がイエスの内にあるとおりに学んだはずです。22だから、以前のような生き方をして情欲に迷わされ、滅びに向かっている古い人を脱ぎ捨て、23心の底から新たにされて、24神にかたどって造られた新しい人を身に着け、真理に基づいた正しく清い生活を送るようにしなければなりません。

()17異邦人・・・キリストを知らないエフェソの人々のことを指す。キリスト者になった人も、以前は同じような生き方をしていた。

()22-24古い人~新しい人・・・コロサイの信徒への手紙39-10節でも同様の表現が使われている。

 

 〔五つのパンと二匹の魚を五千人に分け与えた翌日、イエスを捜して多くの人が集まってきた。〕

福音朗読        ヨハネによる福音書 

わたしのもとに来る者は決して飢えることがなく、

わたしを信じる者は決して渇くことがない。

(6章2435節)

ヨハネによる福音

24 〔五千人がパンを食べた翌日、その場所に集まった〕群衆は、イエスも弟子たちもそこにいないと知ると、自分たちもそれらの小舟に乗り、イエスを捜し求めてカファルナウムに来た。

25そして、湖の向こう岸でイエスを見つけると、「ラビ、いつ、ここにおいでになったのですか」と言った。26イエスは答えて言われた。「はっきり言っておく。あなたがたがわたしを捜しているのは、しるしを見たからではなく、パンを食べて満腹したからだ。27朽ちる食べ物のためではなく、いつまでもなくならないで、永遠の命に至る食べ物のために働きなさい。これこそ、人の子があなたがたに与える食べ物である。父である神が、人の子を認証されたからである。」28そこで彼らが、「神の業を行うためには、何をしたらよいでしょうか」と言うと、29イエスは答えて言われた。「神がお遣わしになった者を信じること、それが神の業である。」30そこで、彼らは言った。「それでは、わたしたちが見てあなたを信じることができるように、どんなしるしを行ってくださいますか。どのようなことをしてくださいますか。31わたしたちの先祖は、荒れ野でマンナを食べました。『天からのパンを彼らに与えて食べさせた』と書いてあるとおりです。」32すると、イエスは言われた。「はっきり言っておく。モーセが天からのパンをあなたがたに与えたのではなく、わたしの父が天からのまことのパンをお与えになる。33神のパンは、天から降って来て、世に命を与えるものである。」
34 そこで、彼らが、「主よ、そのパンをいつもわたしたちにください」と言うと、35イエスは言われた。「わたしが命のパンである。わたしのもとに来る者は決して飢えることがなく、わたしを信じる者は決して渇くことがない。」

()26しるし・・・ヨハネ福音書において奇跡は「しるし」と呼ばれる。しるしは、イエスがどのような方であるかを示す出来事である。

()27認証された・・・原語は「証印を押した」。イエスが人の子(すなわちメシア)であることを神が確かに認めた、という意味である。

()28神の業・・・「神の求める働き」のことで、前節で「働きなさい」とあるのに答えて、人々はこう問い返した。

()31天からのパンを~・・・詩編7824(きょうの答唱詩編)の引用。なお、第一朗読を参照のこと。

 

 

(オリエンス宗教研究所発行「聖書と典礼」20188 5 より)

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