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2018年9月21日 (金)

2018年 9月23日の「聖書と典礼」

2018年 9月23日の「聖書と典礼」

「年間第25主日」 B

彼を不名誉な死に追いやろう。

(第一朗読主題句 知恵の書2章20節より)

 

 〔神に逆らう者の人生観が述べられる中の一節。この神に逆らう者は、死によってすべてが終わるのだから、生きているうちに快楽にふけろうという考えを持っている。キリスト信者にとっては、この個所全体がキリストの受難を思い起こさせるであろう。〕

第一朗読           知恵の書

彼を不名誉な死に追いやろう。

(2章12節、1720節)

知恵の書

〔神に逆らう者は言う。〕
12「神に従う人は邪魔だから、だまして陥れよう。
 
我々のすることに反対し、
 
律法に背くといって我々をとがめ
 
教訓に反するといって非難するのだから。
17彼の言葉が真実かどうか見てやろう。
 
生涯の終わりに何が起こるかを確かめよう。
18本当に彼が神の子なら、助けてもらえるはずだ。
 
敵の手から救い出されるはずだ。
19暴力と責め苦を加えて彼を試してみよう。
 
その寛容ぶりを知るために、
 
悪への忍耐ぶりを試みるために。
20彼を不名誉な死に追いやろう。
 
彼の言葉どおりなら、神の助けがあるはずだ。」 

()18彼が神の子なら、助けてもらえる・・・詩編22編9節、マタイ福音書27章39~44節参照。イエスは荒れ野で、また十字架上でこのような誘惑を受けた。

()20不名誉な死・・・元来は「不格好な死」という意味。フランシスコ会訳では「恥かしい死」となっている。

 

 〔「ねたみ深く利己的」(3章14節)な地上の知恵と対比して、ヤコブは、信仰によって神から賜物として与えられた知恵について述べる。〕

第二朗読          ヤコブの手紙 

義の実は、平和を実現する人たちによって、平和のうちに蒔かれる。

3・16〜4・3

使徒ヤコブの手紙

316〔愛する皆さん、〕ねたみや利己心のあるところには、混乱やあらゆる悪い行いがあ〔リます。〕17上から出た知恵は、何よりもまず、純真で、更に、温和で、優しく、従順なものです。憐れみと良い実に満ちています。偏見はなく、偽善的でもありません。18義の実は、平和を実現する人たちによって、平和のうちに蒔かれるのです。
41何が原因で、あなたがたの間に戦いや争いが起こるのですか。あなたがた自身の内部で争い合う欲望が、その原因ではありませんか。2あなたがたは、欲しても得られず、人を殺します。また、熱望しても手に入れることができず、争ったり戦ったりします。得られないのは、願い求めないからで、3願い求めても、与えられないのは、自分の楽しみのために使おうと、間違った動機で願い求めるからです。 

()318義の実・・・イザヤ書3217節によれば、正義のもたらす実は平和と信頼である。

() 平和を実現する人・・・マタイ福音書59節参照。

()42人を殺します・・・兄弟に腹を立てることを殺人と同等と見なすマタイ福音書52122節が前提に考えられよう(一ヨハネの手紙315節も参照)。

()23得られないのは、願い求めないからで~・・・マタイ福音書77節「求めなさい。そうすれば、与えられる」が背景にあるようである。

 

 マルコ福音書831節に続き、イエスは再び自分の死と復活を予告する。受難予告のたびに、弟子たちの無理解な姿が示され、イエスはその弟子たちに十字架の道の意味を解き明かしていく。〕

福音朗読        マルコによる福音書 

人の子が引き渡される。いちばん先になりたい者は、

すべての人に仕える者になりなさい。

(9章3037節)

マルコによる福音

30〔そのとき、イエスと弟子たちは〕ガリラヤを通って行った。しかし、イエスは人に気づかれるのを好まれなかった。31それは弟子たちに、「人の子は、人々の手に引き渡され、殺される。殺されて三日の後に復活する」と言っておられたからである。32弟子たちはこの言葉が分からなかったが、怖くて尋ねられなかった。
33一行はカファルナウムに来た。家に着いてから、イエスは弟子たちに、「途中で何を議論していたのか」とお尋ねになった。34彼らは黙っていた。途中でだれがいちばん偉いかと議論し合っていたからである。35イエスが座り、十二人を呼び寄せて言われた。「いちばん先になりたい者は、すべての人の後になり、すべての人に仕える者になりなさい。」36そして、一人の子供の手を取って彼らの真ん中に立たせ、抱き上げて言われた。

37「わたしの名のためにこのような子供の一人を受け入れる者は、わたしを受け入れるのである。わたしを受け入れる者は、わたしではなくて、わたしをお遣わしになった方を受け入れるのである。」

()35いちばん先になりたい者は~・・・マルコ福音書104344節参照。

()36子供・・・子供は無力で弱い立場に置かれた人々の典型であろう。

()37わたしの名のために~・・・本節の並行個所マタイ福音書1835節、ルカ福音書948節参照。

 

(オリエンス宗教研究所発行「聖書と典礼」2018923 より)

 

 

・・・・・・・・・・・・・世界難民移住移動者の日(9月23日)・・・・・・・・・・・・・
 毎年9月の第4日曜日とされている「世界難民移住移動者の日」は、1970年、時の教皇パウロ6世が教皇庁移住・移動者司牧評議会を設立したことを受け、「各小教区とカトリック施設が、国籍を超えた神の国を求めて、真の信仰共同体を築き、全世界の人々と『共に生きる』決意を新たにする日」として設立されました。
「世界難民移住移動者の日」では、おもに滞日・在日外国人、海外からの移住移動者、定住・条約難民・外国人船員や国際交通機関の乗組員とその家族のために「祈り・司牧的協力・献金」がささげられ、それらは日本カトリック難民移住移動者委員会を通じて、幅広く支援に役立てられています。(カトリック中央協議会刊『カトリック教会情報ハンドブック』より)

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