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2018年11月30日 (金)

2018年12月 2日の「聖書と典礼」

2018年12月 2日の「聖書と典礼」

「待降節第1主日」 C

そのとき、人の子が大いなる力と栄光を帯びて雲に乗ってくる。

(ルカによる福音書2127節より)

 

 〔イスラエル(北王国)はアッシリアに滅ぼされて散り散りになり、ユダ(南王国)はバビロンに捕囚の身となっていた時代に、エレミヤは救い主である王(メシア、キリスト)の到来を預言する。〕

第一朗読           エレミヤ書

わたしはダビデのために正義の若枝を生え出でさせる。

(33章1416節)

エレミヤの預言

14見よ、わたしが、イスラエルの家とユダの家に恵みの約束を果たす日が来る、と主は言われる。15その日、その時、わたしはダビデのために正義の若枝を生え出でさせる。彼は公平と正義をもってこの国を治める。16その日には、ユダは救われ、エルサレムは安らかに人の住まう都となる。その名は、『主は我らの救い』と呼ばれるであろう。 

()15正義の若枝・・・王である救い主(メシア)のことを指す。

 

 〔パウロの手紙の中で最も古いもの(50年頃)。パウロは自分が福音を伝えたこの教会に対して、さらに信仰と愛を深めるように励ます。〕

第二朗読     ()テサロニケの信徒への手紙 

主イエスが来られるとき、

あなたがたの心を強めてくださるように。

(3章12節〜4章2節)

使徒パウロのテサロニケの教会への手紙

312〔皆さん、〕どうか、主があなたがたを、お互いの愛とすべての人への愛とで、豊かに満ちあふれさせてくださいますように、わたしたちがあなたがたを愛しているように。13そして、わたしたちの主イエスが、御自身に属するすべての聖なる者たちと共に来られるとき、あなたがたの心を強め、わたしたちの父である神の御前で、聖なる、非のうちどころのない者としてくださるように、アーメン。
41さて、兄弟たち、主イエスに結ばれた者としてわたしたちは更に願い、また勧めます。あなたがたは、神に喜ばれるためにどのように歩むべきかを、わたしたちから学びました。そして、現にそのように歩んでいますが、どうか、その歩みを今後も更に続けてください。2わたしたちが主イエスによってどのように命令したか、あなたがたはよく知っているはずです。

()12わたしたち・・・この手紙の差出人は、パウロ、シルワノ、テモテである(11節)。

()13聖なる者・・・この個所によく似たゼカリア書145節では「聖なる御使い」となっているが、ここではむしろキリスト者を指している。

() 来られる・・・キリストが栄光のうちに再び来られ、わたしたちの救いが完成することを、初代教会の人々は切望していた。待降節のテーマは、二千年前のキリストの到来であると同時に、この第二の到来を待つことである。

 

 〔終末についての説教の結びの部分。待降節第一主日の福音では、毎年「目を覚ましていなさい」ということばが読まれ、終末における救いの完成を待ち望むわたしたちのあり方が問われる。〕

福音朗読     ルカによる福音書

あなたがたの解放の時は近い。

(21章2528節、3436節)

ルカによる福音

 〔そのとき、イエスは弟子たちに言われた。〕25「太陽と月と星に徴が現れる。地上では海がどよめき荒れ狂うので、諸国の民は、なすすべを知らず、不安に陥る。26人々は、この世界に何が起こるのかとおびえ、恐ろしさのあまり気を失うだろう。天体が揺り動かされるからである。27そのとき、人の子が大いなる力と栄光を帯びて雲に乗って来るのを、人々は見る。28このようなことが起こり始めたら、身を起こして頭を上げなさい。あなたがたの解放の時が近いからだ。
34放縦や深酒や生活の煩いで、心が鈍くならないように注意しなさい。さもないと、その日が不意に罠のようにあなたがたを襲うことになる。35その日は、地の表のあらゆる所に住む人々すべてに襲いかかるからである。36しかし、あなたがたは、起ころうとしているこれらすべてのことから逃れて、人の子の前に立つことができるように、いつも目を覚まして祈りなさい。」

()25・・・天体に現れる徴については、旧約聖書でも述べられている(イザヤ書1310節、エゼキエル書327節、ヨエル書34節など)。

()27人の子・・・ダニエル書713節参照。

()28解放・・・代価を払って奴隷を自由にすること。「あがない」とも訳せる。

()3435その日・・・人の子が来る日。第二朗読で読まれた()テサロニケの信徒への手紙では「主が来られる日」(415)、あるいは「主の日」(52)と呼ぶ。(一コリントの教会への手紙18節、二コリントの教会への手紙11314節なども参照)。

 

 

(オリエンス宗教研究所発行「聖書と典礼」2018122 より)

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