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2018年12月21日 (金)

2018年12月23日の「聖書と典礼」

2018年12月23日の「聖書と典礼」

「待降節第4主日」 C

わたしの主のお母さまが

わたしのところに来てくださるとは……。

(ルカによる福音書 143節より)

 

 〔ミカは、イザヤと同時代にユダ王国で活動した預言者で、神の裁きを告げることが多かったが、この書の45章は救いの約束のことばを伝える。イエスはこの予言どおり、ベツレヘムで生まれた。〕

第一朗読 ミカ書 

お前の中から、イスラエルを治める者が出る。

(5章14節a)

ミカの預言

〔主は言われる。〕
1エフラタのベツレヘムよ
お前はユダの氏族の中でいと小さき者。
お前の中から、わたしのために
イスラエルを治める者が出る。
彼の出生は古く、永遠の昔にさかのぼる。
2まことに、主は彼らを捨ておかれる
産婦が子を産むときまで。
そのとき、彼の兄弟の残りの者は
イスラエルの子らのもとに帰って来る。
3彼は立って、群れを養う
主の力、神である主の御名の威厳をもって。
彼らは安らかに住まう。
今や、彼は大いなる者となり
その力が地の果てに及ぶからだ。
4a彼こそ、まさしく平和である。

() 1エフラタ・・・ユダ族の中に一門の名。彼らはベツレヘムに住んでいた。

() ベツレヘム・・・エルサレムの近くの町。ダビデ王の出身地。

() いと小さき者・・・神の選びは人間的基準とは異なる視点からなされる。ギデオン(士師記615節)、サウル(サムエル記上921節)、ダビデ(サムエル記上1611節)の召命を参照。

() イスラエルを治める者・・・理想的な王であるメシアを指している。ダビデの再来と考えられた。

() 古く、永遠の昔に・・・神の永遠の計画であることを感じさせる表現。

() 2残りの者・・・ここでは、ユダの破滅の際に生き延びて、捕囚の身となり、その中で主に信頼し続ける人々を指すのであろう。

 

 〔旧約の律法によるいけにえは、罪を取り除き、人を神に近づけることができなかった、と述べる著者は、イエス・キリストが来られたことの意味を語る。〕

第二朗読 ヘブライ人への手紙 

覧ください。わたしは来ました。御心を行うために。

(10章510節)

ヘブライ人への手紙

5 〔皆さん、〕キリストは世に来られたときに、次のように言われ〔ました。〕
 「あなたは、いけにえや献げ物を望まず、
 むしろ、わたしのために
 体を備えてくださいました。
6 あなたは、焼き尽くす献げ物や
 罪を贖うためのいけにえを好まれませんでした。
7 そこで、わたしは言いました。
 『御覧ください。わたしは来ました。
 聖書の巻物にわたしについて書いてあるとおり、
 神よ、御心を行うために。』」
8ここで、まず、「あなたはいけにえ、献げ物、焼き尽くす献げ物、罪を贖うためのいけにえ、つまり律法に従って献げられるものを望みもせず、好まれもしなかった」と言われ、9次いで、「御覧ください。わたしは来ました。御心を行うために」と言われています。第二のものを立てるために、最初のものを廃止されるのです。10この御心に基づいて、ただ一度イエス・キリストの体が献げられたことにより、わたしたちは聖なる者とされたのです。

()5-7あなたは、~・・・詩編4079節の引用(ヘブライ語原文とは少し異なる)。

() 9第二のもの・・・キリストによる新しい契約。

() 最初のもの・・・古い契約。

()10イエス・キリストの体・・・神の子イエス・キリストの人格そのもののこと。

() 聖なる者・・・罪をゆるされ、心が清められて神に近づくことができるようになった者のこと。

 

 〔救い主の母となるというお告げを受けたマリアは、ナザレをたち、洗礼者ヨハネを身ごもっている親戚のエリザベトのもとに行く。〕

                             

福音朗読 ルカによる福音書

わたしの主のお母さまがわたしのところに来てくださるとは、

どういうわけでしょう。

(1章3945節)

ルカによる福音

39そのころ、マリアは出かけて、急いで山里に向かい、ユダの町に行った。40そして、ザカリアの家に入ってエリサベトに挨拶した。41マリアの挨拶をエリサベトが聞いたとき、その胎内の子がおどった。エリサベトは聖霊に満たされて、42声高らかに言った。「あなたは女の中で祝福された方です。胎内のお子さまも祝福されています。43わたしの主のお母さまがわたしのところに来てくださるとは、どういうわけでしょう。44あなたの挨拶のお声をわたしが耳にしたとき、胎内の子は喜んでおどりました。45主がおっしゃったことは必ず実現すると信じた方は、なんと幸いでしょう。」

()41胎内の子・・・洗礼者ヨハネのこと(44節も同じ)。

()42女の中で祝福された方・・・「もっとも祝福された女」の意味(士師記524節参照)。

() 胎内のお子さま・・・イエスのこと。この42節のエリザベトのマリアへの祝福のことばは、「アヴェ・マリアの祈り」の中に取り入れられている。

 

(オリエンス宗教研究所発行「聖書と典礼」20181223 より)

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