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2019年3月25日 (月)

今週平日のミサと主日のミサ(4月15日~21日)

平日のミサ

◇4月16日(火)午後7時

 ※聖書講座は午後6時

 

◇4月18日(木)午後7時 聖木曜日(主の晩さん)

◇4月19日(金)午後7時 聖金曜日(主の受難)

◇4月20日(土)午後7時 聖土曜日(復活前夜祭)

 

復活の主日のミサ

◇4月21日(日)午前11時

  ※午前10時35分より「ロザリオ」の祈り

◇司式司祭 ブレーズ神父

◇カトリック兵庫教会にて

 

2019年3月15日 (金)

2019年3月17日の「聖書と典礼」

2019年3月17日の「聖書と典礼」

四旬節第2主日  C

これはわたしの子、選ばれた者。これに聞け。」

(ルカによる福音書 9章35節より)

 

 〔四旬節の主日のミサの第一朗読は救いの歴史を思い起こす内容になっている。第二主日にはいつもアブラハムの出来事が読まれるが、今年(C)は神とアブラム(後のアブラハム)との契約締結の場面。)

第一朗読        創世記

神は忠実なアブラムと契約を結ばれた。

(15章512節、1718節)

創世記

5〔その日、主はアブラム〕を外に連れ出して言われた。「天を仰いで、星を数えることができるなら、数えてみるがよい。」そして言われた。「あなたの子孫はこのようになる。」
6 アブラムは主を信じた。主はそれを彼の義と認められた。
7 主は言われた。
 「わたしはあなたをカルデアのウルから導き出した主である。わたしはあなたにこの土地を与え、それを継がせる。」
8 アブラムは尋ねた。
 「わが神、主よ。この土地をわたしが継ぐことを、何によって知ることができましょうか。」
9 主は言われた。
 「三歳の雌牛と、三歳の雌山羊と、三歳の雄羊と、山鳩と、鳩の雛とをわたしのもとに持って来なさい。」
10 アブラムはそれらのものをみな持って来て、真っ二つに切り裂き、それぞれを互いに向かい合わせて置いた。ただ、鳥は切り裂かなかった。11禿鷹がこれらの死体をねらって降りて来ると、アブラムは追い払った。
12 日が沈みかけたころ、アブラムは深い眠りに襲われた。すると、恐ろしい大いなる暗黒が彼に臨んだ。
17 日が沈み、暗闇に覆われたころ、突然、煙を吐く炉と燃える松明が二つに裂かれた動物の間を通り過ぎた。

18 その日、主はアブラムと契約を結んで言われた。
 「あなたの子孫にこの土地を与える。エジプトの川から大河ユーフラテスに至るまで。」

() 5あなたの子孫・・・この時、アブラムは年老いていたが、子供がなかった。

() 6アブラムは主を信じた~・・・このアブラハムの信仰を、パウロはキリスト者の信仰の模範としている(ローマの信徒への手紙4112節参照)。

() 7カルデアのウル・・・南バビロニアの都市(今のイラク南部にあたる)。

()10真っ二つに切り裂き・・・当時の契約の儀式に従っている。契約を破った場合、このように切り裂かれるということを示すのであろう。

()17煙を吐く炉と燃える松明・・・これらのしるしは、神ご自身がそこにおられることを表している。

 

 〔「キリストとその復活の力とを知り、その苦しみにあずかって、その死の姿にあやかりながら、何とかして死者の中から復活に達したい」(31011節)というパウロは、同じ希望に人々を招く。〕

第二朗読 フィリピの信徒への手紙

キリストはわたしの体を、

御自分の栄光ある体と同じ形に変えてくださる

(3章17節〜4章1節、 または 3章20節〜4章1節)

使徒パウロのフィリピの教会への手紙

 兄弟たち、
皆一緒にわたしに倣う者となりなさい。また、あなたがたと同じように、わたしたちを模範として歩んでいる人々に目を向けなさい。18何度も言ってきたし、今また涙ながらに言いますが、キリストの十字架に敵対して歩んでいる者が多いのです。19彼らの行き着くところは滅びです。彼らは腹を神とし、恥ずべきものを誇りとし、この世のことしか考えていません。しかし、
20わたしたちの本国は天にあります。そこから主イエス・キリストが救い主として来られるのを、わたしたちは待っています。21キリストは、万物を支配下に置くことさえできる力によって、わたしたちの卑しい体を、御自分の栄光ある体と同じ形に変えてくださるのです。
41だから、わたしが愛し、慕っている兄弟たち、わたしの喜びであり、冠である愛する人たち、このように主によってしっかりと立ちなさい。

()19腹を神とし~・・・ユダヤ教の習慣を押し付けようとする人々のことを指しているようである。「腹」は食事規定、「恥ずべきもの」は割礼、「この世のこと」は祭儀のことであろう。

()21御自分の栄光ある体・・・今日の福音でかいま見られるような復活したキリストの体。

 

 〔この出来事は、最初の受難予告のすぐ後に起こり、受難を通して栄光の姿を弟子たちにかいま見させる。四旬節第二主日の福音では、毎年この場面が読まれる。〕

福音朗読 ルカによる福音書

祈っておられるうちに、イエスの顔の様子が変わった。

(9章28b36節)

ルカによる福音

28b〔そのとき、〕イエスは、ペトロ、ヨハネ、およびヤコブを連れて、祈るために山に登られた。29祈っておられるうちに、イエスの顔の様子が変わり、服は真っ白に輝いた。30見ると、二人の人がイエスと語り合っていた。モーセとエリヤである。31二人は栄光に包まれて現れ、イエスがエルサレムで遂げようとしておられる最期について話していた。32ペトロと仲間は、ひどく眠かったが、じっとこらえていると、栄光に輝くイエスと、そばに立っている二人の人が見えた。33その二人がイエスから離れようとしたとき、ペトロがイエスに言った。「先生、わたしたちがここにいるのは、すばらしいことです。仮小屋を三つ建てましょう。一つはあなたのため、一つはモーセのため、もう一つはエリヤのためです。」ペトロは、自分でも何を言っているのか、分からなかったのである。34ペトロがこう言っていると、雲が現れて彼らを覆った。彼らが雲の中に包まれていくので、弟子たちは恐れた。35すると、「これはわたしの子、選ばれた者。これに聞け」と言う声が雲の中から聞こえた。36その声がしたとき、そこにはイエスだけがおられた。弟子たちは沈黙を守り、見たことを当時だれにも話さなかった。

()30モーセとエリヤ・・・モーセは律法を、エリヤは預言者を代表する人物。「律法と預言者」は旧約聖書全体を指す表現。

()31最期・・・もちろん十字架の死のことで、彼らはそれが神の計画であることを話し合っていたのであろう。

()33仮小屋・・・ペトロはこの素晴らしい光景が消えてしまわないように願って、三人の住まいを建てようとしたのであろう。

()34・・・神の栄光(神ご自身)の現れのしるし(出エジプト記403438節参照)。

()36当時・・・イエスが地上で生活していたとき。

 

 

(オリエンス宗教研究所発行「聖書と典礼」2019317 より)

パンダネ「週報」2019年 3月17日号

~~~カトリック兵庫教会報~~~

パンダネ「週報」

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2019年3月 8日 (金)

2019年 3月10日の「聖書と典礼」

2019年 3月10日の「聖書と典礼」

「四旬節第1主日」 C

イエスは、……四十日間、悪魔から誘惑を受けられた。

(ルカによる福音書 4 1 2節より)

 

 〔イスラエルの民が約束の地に入り、その地で取れた最初の実りを神にささげるときに行う信仰告白。〕

第一朗読 申命記

選ばれた民の信仰告白。

(26章410節)

申命記

 〔モーセは民に言った。〕4「祭司はあなたの手から〔初物を入れた〕籠を受け取って、あなたの神、主の祭壇の前に供える。
5 あなたはあなたの神、主の前で次のように告白しなさい。
 『わたしの先祖は、滅びゆく一アラム人であり、わずかな人を伴ってエジプトに下り、そこに寄留しました。しかしそこで、強くて数の多い、大いなる国民になりました。
6エジプト人はこのわたしたちを虐げ、苦しめ、重労働を課しました。7わたしたちが先祖の神、主に助けを求めると、主はわたしたちの声を聞き、わたしたちの受けた苦しみと労苦と虐げを御覧になり、8力ある御手と御腕を伸ばし、大いなる恐るべきこととしるしと奇跡をもってわたしたちをエジプトから導き出し、9この所に導き入れて乳と蜜の流れるこの土地を与えられました。10わたしは、主が与えられた地の実りの初物を、今、ここに持って参りました。』
 あなたはそれから、あなたの神、主の前にそれを供え、あなたの神、主の前にひれ伏し〔なさい〕。」

() 5わたしの先祖は~・・・エジプトに下ったのは太祖ヤコブ(イスラエル)。その祖父アブラハムはアラム人の地から来た。「滅びゆく」は迷ってさすらう羊のようなありさまを指す。

()10地の実りの初物・・・初物をささげることは、すべてが神から与えられたものであることを意味する。

 

 〔ユダヤ人と異邦人の救いについて語るパウロは、すべての人の救いが信仰にかかっていることを述べる。〕

第二朗読  ローマの信徒への手紙

キリストを信じる者の信仰告白。

(10章813節)

使徒パウロのローマの教会への手紙

8 〔皆さん、聖書には〕何と言われているのだろうか。
 「御言葉はあなたの近くにあり、
 あなたの口、あなたの心にある。」
これは、わたしたちが宣べ伝えている信仰の言葉なのです。
9口でイエスは主であると公に言い表し、心で神がイエスを死者の中から復活させられたと信じるなら、あなたは救われるからです。10実に、人は心で信じて義とされ、口で公に言い表して救われるのです。11聖書にも、「主を信じる者は、だれも失望することがない」と書いてあります。12ユダヤ人とギリシア人の区別はなく、すべての人に同じ主がおられ、御自分を呼び求めるすべての人を豊かにお恵みになるからです。13「主の名を呼び求める者はだれでも救われる」のです。

() 8御言葉はあなたの近くに~・・・申命記3014節の引用。

() 9イエスは主である 神がイエスを死者の中から復活させら

れた・・・この二つのことばは初代教会の基本的な信仰告白で

あった(フィリピの信徒への手紙211節、一コリントの信徒への手紙123節、使徒言行録224節、一コリントの信徒への手紙1534節など参照)。

()11主を信じる者は~・・・イザヤ書2816節参照。

()13主の名を~・・・ヨエル書35節の引用。

 

 〔四旬節の原型となった、荒れ野でのイエスの四十日間の出来事。ヨルダン川で洗礼者ヨハネから洗礼を受けたのち、宣教活動を始める前のことである。〕

福音朗読 ルカによる福音書

イエスは荒れ野の中を“霊”によって引き回され、

誘惑を受けられた。

(4章113節)

ルカによる福音

1 〔そのとき、〕イエスは聖霊に満ちて、ヨルダン川からお帰りになった。そして、荒れ野の中をによって引き回され、2四十日間、悪魔から誘惑を受けられた。その間、何も食べず、その期間が終わると空腹を覚えられた。3そこで、悪魔はイエスに言った。「神の子なら、この石にパンになるように命じたらどうだ。」4イエスは、「『人はパンだけで生きるものではない』と書いてある」とお答えになった。5更に、悪魔はイエスを高く引き上げ、一瞬のうちに世界のすべての国々を見せた。6そして悪魔は言った。「この国々の一切の権力と繁栄とを与えよう。それはわたしに任されていて、これと思う人に与えることができるからだ。7だから、もしわたしを拝むなら、みんなあなたのものになる。」8イエスはお答えになった。
 「『あなたの神である主を拝み、
 ただ主に仕えよ』
と書いてある。」
9そこで、悪魔はイエスをエルサレムに連れて行き、神殿の屋根の端に立たせて言った。「神の子なら、ここから飛び降りたらどうだ。10というのは、こう書いてあるからだ。
 『神はあなたのために天使たちに命じて、
 あなたをしっかり守らせる。』
11また、
 『あなたの足が石に打ち当たることのないように、
 天使たちは手であなたを支える。』」
12イエスは、「『あなたの神である主を試してはならない』と言われている」とお答えになった。13悪魔はあらゆる誘惑を終えて、時が来るまでイエスを離れた。

() 1聖霊に満ちて・・・ヨルダン川で洗礼を受けたときに聖霊がイエスに降り、それ以降のイエスの歩みはすべて聖霊に導かれていく(使徒言行録1038節参照)

() 2四十日間・・・イスラエルの荒れ野の旅が四十年間であったように、40という数は試練や苦しみのシンボルである。

() 4人はパンだけで~・・・申命記83節。イエスの答えは、三回ともイスラエルの荒れ野の旅に関連した申命記からとられている。

() 6それはわたしに任されていて・・・ルカ福音書1022節に似ている。悪魔はここで「神の子」の権威を主張しイエスに礼拝を求める。

() 8あなたの神である主を~・・・申命記613節、1020節。

()10-11神はあなたのために~・・・次の節とともに、詩編911112(きょうの答唱詩編)の引用。

()12あなたの神である主を~・・・申命記616節。

()13 ・・・イエスの受難の時のこと(ルカ福音書223節、53節など参照)

 

 

(オリエンス宗教研究所発行「聖書と典礼」2019310 より)

パンダネ「週報」2019年 3月10日号

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2019年3月 6日 (水)

2019年 3月 6日(水)の「聖書と典礼」

201936日(水)の「聖書と典礼」

「灰の水曜日」

隠れたところにおられるあなたの父に祈りなさい。

(マタイによる福音書 66節より)

 

 〔ヨエルが預言をした時代はペルシャ帝国の支配の末期にあたるといわれる。当時は恐ろしいいなごの襲来があったようで(14節参照)、ヨエルはこれを主の怒りの日の予兆として、民に回心を求めた。〕

第一朗読 ヨエル書 

衣を裂くのではなく、お前たちの心を引き裂け。

(2章1218節)

ヨエルの預言

12主は言われる。
「今こそ、心からわたしに立ち帰れ
断食し、泣き悲しんで。
13衣を裂くのではなく
お前たちの心を引き裂け。」

                             

あなたたちの神、主に立ち帰れ。
主は恵みに満ち、憐れみ深く
忍耐強く、慈しみに富み
くだした災いを悔いられるからだ。
14あるいは、主が思い直され
その後に祝福を残し
あなたたちの神、主にささげる穀物とぶどう酒を
残してくださるかもしれない。

 

15シオンで角笛を吹き
断食を布告し、聖会を召集せよ。
16民を呼び集め、会衆を聖別し
長老を集合させよ。
幼子、乳飲み子を呼び集め
花婿を控えの間から
花嫁を祝いの部屋から呼び出せ。
17祭司は神殿の入り口と祭壇の間で泣き
主に仕える者は言うがよい。
「主よ、あなたの民を憐れんでください。
あなたの嗣業である民を恥に落とさず
国々の嘲りの種としないでください。
『彼らの神はどこにいるのか』と
なぜ諸国の民に言わせておかれるのですか。」

 

そのとき
主は御自分の国を強く愛し
その民を深く憐れまれた。

()13衣を裂く・・・これ自体回心のしるしだが、さらに「心を引き裂け」という表現で、徹底した回心を求めている。

() 主は恵に満ち~・・・出エジプト記346節参照。

() くだした災い・・・いなごの群れのこと。神にささげる作物も残らないほどの被害がもたらされた。

()15聖会・・・礼拝のために召集された集会のこと。

()17嗣業・・・賜物、所有、相続財産のこと。イスラエルの民は、神がエジプトから導き出し、ご自分のものとされた民であるので、神の嗣業と言われる。

 

 〔この手紙の中で、自分の使徒としての任務を明らかにしてきたパウロは、それが「和解のために奉仕する任務」(518)であるという。そして、続くこの箇所で、キリストによる神との和解を受け入れるように呼び掛ける。〕

第二朗読     (二)コリントの信徒への手紙

神と和解させていただきなさい。今や恵みの時。

(5章20節〜6章2節)

使徒パウロのコリントの教会への手紙

520〔皆さん、〕神がわたしたちを通して勧めておられるので、わたしたちはキリストの使者の務めを果たしています。キリストに代わってお願いします。神と和解させていただきなさい。21罪と何のかかわりもない方を、神はわたしたちのために罪となさいました。わたしたちはその方によって神の義を得ることができたのです。
61わたしたちはまた、神の協力者としてあなたがたに勧めます。神からいただいた恵みを無駄にしてはいけません。2なぜなら、
 「恵みの時に、わたしはあなたの願いを聞き入れた。
 救いの日に、わたしはあなたを助けた」
と神は言っておられるからです。今や、恵みの時、今こそ、救いの日。

()62「恵みの時に~」・・・イザヤ書498節からの引用。

 

 〔山上の説教の一節。「あなたがたの天の父が完全であられるように、あなたがたも完全な者となりなさい」(548)ということばに続く個所。〕

福音朗読 マタイによる福音書

隠れたことを見ておられる父が、あなたがたに報いてくださる。

(6章16節、1618節)

マタイによる福音

 〔そのとき、イエスは弟子たちに言われた。〕1「見てもらおうとして、人の前で善行をしないように注意しなさい。さもないと、あなたがたの天の父のもとで報いをいただけないことになる。
2 だから、あなたは施しをするときには、偽善者たちが人からほめられようと会堂や街角でするように、自分の前でラッパを吹き鳴らしてはならない。はっきりあなたがたに言っておく。彼らは既に報いを受けている。3施しをするときは、右の手のすることを左の手に知らせてはならない。4あなたの施しを人目につかせないためである。そうすれば、隠れたことを見ておられる父が、あなたに報いてくださる。
5 祈るときにも、あなたがたは偽善者のようであってはならない。偽善者たちは、人に見てもらおうと、会堂や大通りの角に立って祈りたがる。はっきり言っておく。彼らは既に報いを受けている。6だから、あなたが祈るときは、奥まった自分の部屋に入って戸を閉め、隠れたところにおられるあなたの父に祈りなさい。そうすれば、隠れたことを見ておられるあなたの父が報いてくださる。
16 断食するときには、あなたがたは偽善者のように沈んだ顔つきをしてはならない。偽善者は、断食しているのを人に見てもらおうと、顔を見苦しくする。はっきり言っておく。彼らは既に報いを受けている。17あなたは、断食するとき、頭に油をつけ、顔を洗いなさい。18それは、あなたの断食が人に気づかれず、隠れたところにおられるあなたの父に見ていただくためである。そうすれば、隠れたことを見ておられるあなたの父が報いてくださる。」

() 2偽善者・・・マタイ福音書では律法学者やファリサイ派を指す(2313節参照)。原語は「俳優」の意味があり、表の態度と心の中とが違うことを指す意味合いがある(1578節、2218節参照)

 

 

(オリエンス宗教研究所発行「聖書と典礼」201936 より)

2019年3月 1日 (金)

2019年 3月 3日の「聖書と典礼」

2019年 3月 3日の「聖書と典礼」

「年間第8主日」 C

死よ、お前の勝利はどこにあるのか。

(一コリントの信徒への手紙1555節より)

 

 〔シラ書は第二正典に属し、紀元前二〇〇年頃に書かれた。ヘレニズム文化の圧迫の中で、伝統的なイスラエルの知恵の優位を説いた。神の口から出た知恵(243節)をたたえるシラ書には口の利き方についての教訓も多い。〕

第一朗読   シラ書

話を聞かないうちは、人を褒めてはいけない。

(27章4-7節)

シラ書

                             

ふるいを揺さぶると滓が残るように、
人間も話をすると欠点が現れてくるものだ。
陶工の器が、かまどの火で吟味されるように、
人間は論議によって試される。
樹木の手入れは、実を見れば明らかなように、
心の思いは話を聞けば分かる。
話を聞かないうちは、人を褒めてはいけない。
言葉こそ人を判断する試金石であるからだ。

 

 

 

 〔復活についての教え(15158節)の結び。死者はどんなふうに復活するのか、という質問に対して、パウロは、「死者は復活して、朽ちない者とされ、わたしたちは変えられる」(52節)という。〕

第二朗読 一コリントの信徒への手紙

神は、イエス・キリストによってわたしたちに勝利を与えてくださる。

(15章54-58節)

使徒パウロのコリントの教会への手紙

 〔皆さん、〕54この死ぬべきものが死なないものを着るとき、次のように書かれている言葉が実現するのです。
 「死は勝利にのみ込まれた。
55死よ、お前の勝利はどこにあるのか。
 死よ、お前のとげはどこにあるのか。」
56死のとげは罪であり、罪の力は律法です。57わたしたちの主イエス・キリストによってわたしたちに勝利を賜る神に、感謝しよう。58わたしの愛する兄弟たち、こういうわけですから、動かされないようにしっかり立ち、主の業に常に励みなさい。主に結ばれているならば自分たちの苦労が決して無駄にならないことを、あなたがたは知っているはずです。

()54死ぬべきものが~・・・滅びゆく肉体(死ぬべきもの)が霊の体、復活したキリストと同じ体(死なない者)に変わること。

()54-55死は勝利に~・・・イザヤ書258節、ホセア書1314節参照。

 

 〔「敵を愛しなさい」「人を裁くな」という先週の福音に続いて、ここでもイエスは弟子たちの生き方について教える。マタイ福音書にも似た個所がある(マタイ福音書725節、1618節、123335節など)。

福音朗読 ルカによる福音書 

口は、心からあふれ出ることを語る。

(6章39-45節)

ルカによる福音

39 〔そのとき、イエスは弟子たちに〕たとえを話された。「盲人が盲人の道案内をすることができようか。二人とも穴に落ち込みはしないか。40弟子は師にまさるものではない。しかし、だれでも、十分に修行を積めば、その師のようになれる。41あなたは、兄弟の目にあるおが屑は見えるのに、なぜ自分の目の中の丸太に気づかないのか。42自分の目にある丸太を見ないで、兄弟に向かって、『さあ、あなたの目にあるおが屑を取らせてください』と、どうして言えるだろうか。偽善者よ、まず自分の目から丸太を取り除け。そうすれば、はっきり見えるようになって、兄弟の目にあるおが屑を取り除くことができる。
43 悪い実を結ぶ良い木はなく、また、良い実を結ぶ悪い木はない。44木は、それぞれ、その結ぶ実によって分かる。茨からいちじくは採れないし、野ばらからぶどうは集められない。45善い人は良いものを入れた心の倉から良いものを出し、悪い人は悪いものを入れた倉から悪いものを出す。人の口は、心からあふれ出ることを語るのである。」

()39盲人が盲人の道案内を~・・・マタイ福音書1514節では、ファリサイ派の人々のことを言っているが、ルカ福音書では弟子たちに対するいましめとして語られている。

()41兄弟の目にあるおが屑・・・他人の些細な過ちのたとえ。「自分の目にある丸太」はもちろん自分の大きな過ち(他人を裁くということ)。

()43・・・マタイ福音書71520節では「行い」のことだが、ここでは文脈から見て「言葉」のことであろう。

 

 

(オリエンス宗教研究所発行「聖書と典礼」20193 3 より)

パンダネ「週報」2019年 3月 3日号

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